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【編集長の目っ!】話題のドラマ主題歌を歌う超新人hinaco

■デジタル発、“絶望と希望”両方を感じさせてくれる、人間味溢れる声

 日本テレビ系で水曜22時からオンエアされているドラマ『Mother』が面白い。視聴率も好調なようだ。日テレのこの水曜22時枠のドラマは、毎回“考えさせられる”。日常の中で何気なく向き合っていることを深く掘り下げた、誰もが考えさせられるテーマを、素晴らしい役者陣の演技で観せてくれる。今回の『Mother』で、毎回感動をさらに増幅させてくれているのが、主題歌になっている、hinacoが歌う「泣き顔スマイル」(6月2日発売)だろう。

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 ドラマに優しく寄り添っているような、でもきちんと主張もして、観た人の気持ちをさらに素直にさせてくれる歌だ。メロディや詞の素晴らしさもあるが、なんといっても彼女の声がイイ。新人とは思えないという言い方は失礼かもしれないが、非常に表情豊かで心にビシビシ響いてくる。彼女のことを調べようと思い、HPを覗いてみた。以下はHPのプロフィールからの抜粋。

 “就職活動をするか、音楽を選ぶか迷う21才の冬。前触れなく人生観を変える転機に遭遇する。とあるライブハウスの階段から9段も転げ落ち、生死を彷徨う。
病院で目覚めた時、真っ白な天井を見つめながら「人生の終わりは一秒後かも」と心から実感。迷いなく音楽の道を選ぶことを決意。それ以来、「真っ白」が彼女のお守りになる”


 彼女の声を最初に聴いた時というか、この「泣き顔スマイル」を聴いた時の第一印象は“絶望と希望が同居している声”。悲しみはより悲しく、希望、喜びはより大きく感じさせてくれる、言い換えれば人間らしい、人間味溢れる声ということだ。生死をさまようような大事故に遭い、人生観が変わり、歌うことを目指した彼女は、きっと事故に遭っていなくても、“歌うべき人”だったのだと思う。それぐらい、彼女の声は神々しくさえもある。悲しみの向こうにうっすらと見える、希望の光を、よりはっきりと見せてくれるような強くて優しい声だ。

 2009年、作り上げたデモトラック2曲を、携帯サイト“モバゲータウン”にアップしたところ、リスナーからの反響が凄まじく、3万曲以上の中から、「ジグソーパズル」がランキング2位、「and,darling」が1位を獲得する。

 というのがデビューのきっかけだ。この情報だけ聞くと、デジタル世代のヒロイン的なイメージだが、でもその声と言葉はどこまでも人間味溢れて、“血が通っている”。
 末恐ろしい新人がまた1人現れた。


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