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　ヴィジュアル系ロックバンド・the GazettE（ガゼット）が、キングレコードからソニー・ミュージックレコーズへの移籍第1弾となる、9ヶ月の新曲「SHIVER」を7月21日に発売することが1日、わかった。これまで東京・日本武道館、大阪城ホールなどでのライブ観客動員の累計は50万人超。欧州を中心とした海外の認知度も高い人気バンドの動きに、音楽関係者は「Vロックシーンのすそ野を広げる“牽引者”としての活動が可能になる」と、期待を寄せている。

　2002年1月結成のガゼットは、一部メンバーチェンジ後、現在はギター・葵（あおい）、ベース・れいた、ボーカル・ルキ、ドラム・戒（かい）、ギター・麗（うるは）の5人で活動。海外における日本のアニメ、V系バンド文化の認知度が高いなか、彼らも過去にドイツやフランス、フィンランド、イギリスなど海外公演を実施。各国でガゼットを真似るV系バンドが出現するなど、実力と高いカリスマ性を誇る。

　今回、バンドのさらなる表現追及をすべく移籍が決定。コアファンのみならず、幅広いジャンルの音楽を好む一般ユーザーへのパフォーマンスも念頭に置いて展開していくという。新曲は「アニメと彼らが共有するミステリアスで、クールな部分は魅力的」という理由から、人気アニメ『黒執事II』（7月よりTBS・MBS系で放送開始予定）のオープニングテーマ曲として起用されることも決定している。