男女ツインボーカルで人気を博したロック・バンド、バービーボーイズのメンバーとして活動後、現在はソロ・アーティストとして活躍している杏子の年内最後のライブが、昨日（12月26日）、東京・渋谷のDuo Music Exchangeで開催された。

　会場には、彼女を歌声を堪能しようと、多くのファンが詰め掛け、開演前から会場は大変な熱気に包まれた。ライブは、「人魚姫」よりスタートし、前半は落ち着いたナンバーを中心に歌った。
　途中では、2005年を振り返るにあたり“杏子鍋”と称した多くの鍋を使いながら、女優、ミュージカル、ライブの数々の軌跡を時折笑えるギャグも織り交ぜながら、会場のファンへ届けた。
　後半は、「禁欲主義」含むロック調な曲を中心に編成。妖艶な踊りも披露し、会場は拍手喝采。アンコールでは、1999年に彼女と山崎まさよし、スガシカオが結成したユニット“福耳”が再現され、ヒット曲「星のかけらを探しに行こう」を熱唱し、およそ20曲を歌いきった。
　ライブ終了後、杏子は「今年は、女優業に力を入れて活動をしましたが、やはり私はライブが活動の原点。今日は、お客さんも楽しんでくれていたし、何より山崎さんとスガさんの2人が“福耳”のためだけにわざわざ来てくれたことに感謝しています！」とホッとした様子。最後には「来年は、苦手なレコーディングも頑張って、アルバムを出したい。ライブでは、ソロだけではなくて対バン形式でプロ、アマチュア問わず勢いある人とやりたいですね」と笑顔で語ってくれた。