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俳優・森繁久彌さんの訃報を受け、数多くの共演歴があり親交の深い女優の森光子が11日、東京・明治座で開いた会見で大先輩との思い出を語った。森繁さんから「いつもみっちゃん、みっちゃん」と呼ばれていたという森は「何と言いましょうか、ものすごいシャイな方。もうあんな俳優でてこないと思う。素敵な方でした」と偲び「人を喜ばせるのが最高に上手。ありがとうございました」と静かに話した。
今月3日から上演している『晩秋』の幕前に登場した森は、昭和34年に東京宝塚劇場の『浪花どんふぁん』で初共演。共に文化勲章受章者で、50年以上にわたって交流してきたこともあり「昨日の朝、衣装合わせをしている時に(森繁さんの)話をしていたら夜に訃報を聞き、口が利けなかった」と悲痛な想いを吐露した。そして、これまで共通の知人が亡くなった時によく葬儀で一緒になり「他の方がお亡くなりになった時『順番が違う!』と必ずおっしゃってましたね」と振り返りつつ、「褒めるのが照れくさく、褒められるのはもっと照れくさい方。今(亡くなって)いろんな方が褒めてくださっているが、素直に喜んでいると思いますね」と故人を偲んだ。
森繁さんは、女性に対し積極的なスキンシップを図ることでも有名だったが、これについては「そういうことをしないと失礼だと思っていたのだと思う。反対なのにね」と苦笑い。それでも「とても優しくてね。人を喜ばせるのが好き。天国でも先輩がたくさんいらっしゃるでしょうから…。そこでも、皆を上機嫌にさせてあげてると思います」と穏やかな表情で語った。
初共演となった『浪花〜』の2人がデュエットする場面で、森繁さんが歌詞を忘れてしまったという今となれば微笑ましいエピソードも明かした森は、言葉を選びながら「もうあのような方は出てこないと思う。いろんな意味で凄い方。どうやって褒めれば“最高”と言えるのか…。芝居を愛しすぎましたね・・・」と別れを惜しんでいた。
◆ご冥福をお祈りします・・・「おくやみ・訃報」記事
森繁久彌
俳優・森繁久彌さんの訃報を受け、数多くの共演歴があり親交の深い女優の森光子が11日、東京・明治座で開いた会見で大先輩との思い出を語った。森繁さんから「いつもみっちゃん、みっちゃん」と呼ばれていたという森は「何と言いましょうか、ものすごいシャイな方。もうあんな俳優でてこないと思う。素敵な方でした」と偲び「人を喜ばせるのが最高に上手。ありがとうございました」と静かに話した。
今月3日から上演している『晩秋』の幕前に登場した森は、昭和34年に東京宝塚劇場の『浪花どんふぁん』で初共演。共に文化勲章受章者で、50年以上にわたって交流してきたこともあり「昨日の朝、衣装合わせをしている時に(森繁さんの)話をしていたら夜に訃報を聞き、口が利けなかった」と悲痛な想いを吐露した。そして、これまで共通の知人が亡くなった時によく葬儀で一緒になり「他の方がお亡くなりになった時『順番が違う!』と必ずおっしゃってましたね」と振り返りつつ、「褒めるのが照れくさく、褒められるのはもっと照れくさい方。今(亡くなって)いろんな方が褒めてくださっているが、素直に喜んでいると思いますね」と故人を偲んだ。
森繁さんは、女性に対し積極的なスキンシップを図ることでも有名だったが、これについては「そういうことをしないと失礼だと思っていたのだと思う。反対なのにね」と苦笑い。それでも「とても優しくてね。人を喜ばせるのが好き。天国でも先輩がたくさんいらっしゃるでしょうから…。そこでも、皆を上機嫌にさせてあげてると思います」と穏やかな表情で語った。
初共演となった『浪花〜』の2人がデュエットする場面で、森繁さんが歌詞を忘れてしまったという今となれば微笑ましいエピソードも明かした森は、言葉を選びながら「もうあのような方は出てこないと思う。いろんな意味で凄い方。どうやって褒めれば“最高”と言えるのか…。芝居を愛しすぎましたね・・・」と別れを惜しんでいた。
◆ご冥福をお祈りします・・・「おくやみ・訃報」記事
森繁久彌
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2009/11/11