覚せい剤取締法違反（所持、使用）の罪で起訴された女優・酒井法子被告が17日午後4時半頃、拘置先の警視庁東京湾岸署から40日ぶりに保釈された。多くの報道陣が待ち構える中、同署正面玄関に現れた酒井被告は深々と頭を下げ「これまで酒井法子を応援してくださった皆様、本当にこの度は申し訳ありませんでした」と謝罪後、無言で迎えの車に乗り込んだ。

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　酒井被告は、夫・高相祐一被告が同法違反（所持）容疑で逮捕された8月3日より失踪。その後6日間にわたり行方をくらませた末、8月8日夜に東京・警視庁富坂分庁舎に出頭し、都内自宅に覚せい剤を所持していたとして同容疑で逮捕された。その後8月28日に同罪で起訴され、同日これを受けて所属事務所（当時）のサンミュージックが酒井被告の解雇を発表。さらに9月11日には、7月末に旅行先の鹿児島・奄美大島で覚せい剤をあぶって吸引したとして同法違反（使用）罪で追起訴された。

　同じく覚せい剤取締法違反（所持、使用）で起訴されていた高相被告は、16日午後5時12分過ぎに東京・渋谷警察署から保釈された。高相被告は事件について「全て私の責任であり、自分が悪いと思っております。皆さんにご迷惑、そして不愉快な思いをさせてしまいまして、どうもすみませんでした」と謝罪した。

　酒井被告の保釈保証金は500万円。そのうち半額の250万円が15日に納付されており、17日午後2時過ぎに残りが弁護士を通じて納付された。日本中の大きな注目を集めた人気女優の薬物使用による逃亡〜逮捕劇から41日目。果たして酒井被告は何を語るのか。この後、午後6時半より都内で開かれる謝罪会見が注目される。初公判は高相被告の10月21日に続き、同26日に行われる。