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　お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が21日、都内で文化放送『田村淳のNewsCLUB』（毎週火曜 深1：00）の公開収録を行った。今月30日投票の衆院選と絡め“若者の投票率アップ“をテーマに大学生とガチンコトークバトルを展開した淳は、同局では初の番組連動形式となる“投票呼びかけCM”を制作し、これに出演するなど政治についての関心は高まっている様子。安倍元首相をはじめ、昨秋から番組を通して大物政治家らと対談を重ねてきた淳のこれまでの経験を生かしたい関係者からは、早くも今後の“選挙特番キャスター”就任プランも浮上。これまでの“軽い”イメージを払拭させたい淳自身も乗り気だという。

　淳はこの日、現役大学生が結成した投票率アップを呼びかける団体の代表者らと「これからの人生がかかっている」と自ら位置づけた衆院選について、予定時間を大幅にオーバーしながら激論。集まった観客に「選挙、興味ないの？ 税金、医療とか色々問題があるけど（投票へ）行かない人は文句を言っちゃだめ！」と熱弁。さらに、政治家との対談において得意の人物観察を行った結果として「政治家さんは、いろんなことを潤滑にするために汚いことをやってる部分はあると思う。僕らが投票して“綺麗な人や政党”に票をいれればいい！」と呼びかけた。

　また、集まった報道陣にも「これから（同番組の）通常収録はスタジオから外でやりたい。選挙に出た際のシミュレーションをしておきたい」と豪語。さすがに、すぐの国政出馬については否定したが、多くの政治家たちに対して「わかりやすく説明してくれて、ウソのつかない政治をやって欲しい」と要望した。

　これまで、数々の浮き名を流す“モテ芸人”のイメージが強い淳だが、およそ1年の地道な活動には、メディアからもこれまでとは違った熱視線が送られ始めているという。あるテレビ関係者は「噂で淳さんが政治に興味を持たれていることもあり、うちの選挙特番でキャスターにオファーしてもいいんじゃないかって話があったんです。残念ながら、今回は別の人物に決定してしまいましたが、若い世代に圧倒的な人気があり、それでいておしゃべりは抜群。淳さんが選挙を仕切ると『何かおこるんじゃないの？』って思い興味をもつ有権者も増えると考えられますしね」とコメントしている。

　また、ある事務所関係者も「芸人の淳がキャスターをやるとなると、相当インパクトはある。本人も相当苦労しながら少しずつでも勉強している姿をみると、こっちもそんなオファーがたくさん舞い込むように協力したくなりますよ」。淳本人も会見後「キャスター業、本当にやりたいんですよ。まだまだ勉強する身だけど、35歳にしてほぼ初めて政治に対して興味を持ち出した自分が、少しでも日本を変えられたらとは思っています」とキッパリ。淳の政治に対する意欲は、すでに選挙CM出演に続く次のステップへ向け動き始めているようだ。

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