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上川隆也が演劇集団キャラメルボックスを退団 お互いの進路が「少し離れてしまいました」

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 俳優の上川隆也が今月11日付で演劇集団キャラメルボックスから退団していたことが15日、わかった。11日に初日を迎えた舞台『風を継ぐ者』で配布されるパンフレット及び同劇団の公式サイトで、製作総指揮を執る加藤昌史が発表した。

キャラメルボックスを退団していた俳優・上川隆也 (C)ORICON DD inc. 

キャラメルボックスを退団していた俳優・上川隆也 (C)ORICON DD inc. 

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 加藤は、同劇団からの退団が「ゆるい」ことを強調したうえで、以前から「おまえはとっとと退団して『上川隆也個人』としてキャラメルボックスに参加するべきだよ」という持論があったものの「でもヤツは面倒だったのか寂しかったのかわかりませんが2年に一度とか3年に一度とか劇団公演に参加することで、なんとなく劇団員でした」と上川と劇団の関係性を説明。

 同劇団のスタンスとして「劇団員と劇団は、契約関係ではなく信頼関係」という大前提があり、劇団員としての“暗黙の了解”である「自分が出ていない公演でも仕込みは手伝うとか、初日は観るとか、公式ハンドブックのプロフィールを自分で書くとか、ギャラはこうしてこうなんだよ、とか」について「あんなに忙しくてあんなに人気者の上川にはそれらの「了解」を守ることなどできやしません。それがヤツの活動を邪魔することになるのもおかしい」という考えがずっとあったという。

 上川も13日付で同サイトに「キャラメルボックスという名の下に集い、力を合わせて荒波を渡る船と僕の船の針路は少し離れてしまいました」とコメントを寄せ、「晴れの日も凪の日も嵐の日も。共に舵を取り帆を上げ船体を繕いながら大海原を渡ってきた」が、お互いの進路が少し離れてしまったと状況を比喩した。

 元から“契約”はなかったものの、明確な“〜所属”という肩書きを名実共に解放したことで、加藤は「今こうしてようやく「ビジネスパートナー」(?)みたいな対等な感じになれて、逆にお互いに言いたいことを言い合える関係になれたことは、キャラメルボックスにとってこのうえなく望ましいことなのです」としており、今後も上川は同劇団の舞台に“客演”する。

 なお、結成25周年を迎える来年のクリスマス公演には、2002年に退団した同期入団の近江谷太朗と上川の客演に西川浩幸を加えた3人による初期代表作『サンタクロースが歌ってくれた』の上演が東京と大阪で既に決定している。

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