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　人気アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の世界観を取り入れた観光パンフレット『ヱヴァンゲリヲン箱根補完マップ』を箱根町観光協会が4日から先行配布したところ、全国各地から多数のファンが集まり行列を作った。配布開始時間の朝10時を前に、初日は平日にもかかわらず約400人ものファンが配布会場に集結。予想以上の反響を受け、同協会は配布開始時間を30分早め、翌5日も限定1000部が即配布完了した。

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　先行配布会場となった箱根町湿生花園駐車場（神奈川県・足柄郡箱根町仙石原）には沖縄、北海道、福岡などから足を運んだファンもいた。一番乗りは、前日（3日）の夜0時から会場で待機。また、会場には女性ファンの姿も目立っていたという。

　パンフレットは、映画を製作したスタジオカラー、ガイナックス監修のもと製作。物語の中心地「第3新東京市」のモデルが「箱根町仙石原」であることから、今回の企画が実現した。作品中の登場シーン19か所の場面を現実の地図に対比させて案内しており、これら19か所を効率よく回れるコースも紹介している。

　このほかにもアニメ人気を活かした地域PR活動は各地で行われており、鳥取県境港市大正町の「水木しげるロード」や、アニメ『らき☆すた』に登場する鷲宮神社のある埼玉県北葛飾郡鷲宮町などが町おこしに成功している。

　『ヱヴァンゲリヲン箱根補完マップ』先行配布は6日も実施（1000部限定）。11日より箱根主要施設にて、本配布を予定している。