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世界のナベアツが語る『R-1』の苦悩…自身は出演辞退を後悔

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 開催が2日後に迫った一人話芸の日本一決定戦『R-1ぐらんぷり2009』に向け、前回3位のお笑いタレント・世界のナベアツがこのほどORICON STYLEの取材に応じ「“気合い”という意味ではあべが一歩リードしてると思います」と優勝候補筆頭に“ウザイキャラ”でお馴染みのあべこうじを挙げた。自身は「後進に道をゆずる」ためR-1出場を辞退したことに「出たかったなぁ、ホンマ」と悔しさをにじませる一方で、ピン芸人に課せられる“苦悩”を明かした。

紫SHIKIBUのなっくん(世界のナベアツ) 

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 放送作家としても様々な芸人を間近で見ているナベアツだけに、飛躍のキッカケとなるR-1に対しても特別な念を抱いている。以前、本サイトが取材した際に「元々、僕は出場したかったけど、なだぎ(武)さんに『1回優勝してるのに、何でもう1回出るんですか? 売れていない後輩に道をゆずってください』と直訴した手前」から自らも出場を辞退したことを明かしたが、この日の取材では「出たかったなぁ、ホンマ。恥ずかしながら、めっちゃ後悔してます。あ〜カッコつけなきゃよかった…」と漏らした。

 勝算があるとは断言しなかったが「ネタはまだまだありますからね。実際、自分がどこまで通用するのかを確認したい」と目を輝かせ、R-1は「楽しい」と表現した。ただし、それは山下しげのりを相方に持つ、お笑いコンビ・ジャリズムという母体があるからこそ。「(ピン芸人とは)立っている土俵が違う。申し訳ないけど僕は結構、楽しませてもらってます」と話す一方で、ピン芸人にのしかかるプレッシャーは寒心に堪えないという。

 実際、過去7回出場して5回決勝に進出している“常連”のあべは先日行われた決勝進出者発表会見で「区切りをつけようかと思う。僕の中では今大会を最後にしたい気持ち」とコメント。同じく常連の中山功太も「僕も最後のつもりです」と冗談めかしたことをナベアツに伝えると「えっ。ホンマですか…あべと功太が…」としばし絶句した。

 それは想像に難い。「ピン芸人でR-1に出ないのは辛い。ピン芸人は皆“出なきゃいけない辛さ”を持ってますよ。逃げられないんです。M-1と違って(結成10年以内などの)規定がないでしょ? 優勝するまで出続けなければならない、という暗黙の了解というかね」と極限まで追い込まれたピン芸人たちの心境を代弁し「この辛さ、絶対にピン芸人以外にはわからないでしょうね」としぼり出した。

 そんな2人のほか、最初に決勝へと駒を進めたのはバカリズム、エハラマサヒロ、サイクロンZ、鳥居みゆき、鬼頭真也(夜ふかしの会)、COWCOW山田よしの8名(※出演順)。それに本日15日に行われる敗者復活戦の勝ち残り2名を加えた10名で頂点を争うが、ナベアツは「気合いの入り方がハンパやない」とあべの覚悟に感服する。「去年も一緒に決勝を戦ったけど、控え室では結構、和んでいるんですよ。ただ、あいつだけ緊張ではなく気合いで顔が固いんです」。

 優勝予想者を尋ねると「気合いという意味ではあべがリードしてるかなぁ。あの気合いを見ているので、予想というより優勝して欲しいのかも。もちろん功太にも頑張って欲しいですけどね」と優しい目で後輩を気遣った。もちろん、自身も後輩に遠慮してる場合ではない。「来年? もちろん出場しますよ」と大きく笑った。

 『R-1ぐらんぷり2009』は関西テレビ・フジテレビ系にて「サバイバルステージ(敗者復活戦)」は15日(日)後4:05から、「決勝戦」は17日(火)後7:00から生放送される。

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