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【編集長の目っ!】08年印象に残ったライブ10/154 (2)
10/154……今でもその時の“温度”がハッキリ甦る、珠玉のライブ10
2008年もかなりの数のライブ取材をさせてもらった。12月31日までで154本。メジャー、インディーズ、ライブハウスからドーム、国立競技場まで、素晴らしいライブをたくさん体感させてもらった。その中から特に印象に残ったライブ10／154を選んでみた。自分の好みや趣味も多分に影響しているとは思うが、独断と偏見ということで許していただければ…。前回に続いて後編5本をピックアップ！
★ポルノグラフィティ「横浜・淡路ロマンスポルノ’08～10イヤーズ ギフト～」 9/7横浜スタジアム、9/14淡路島・国営明石海峡公園
昨年の夏は雨にたたられたライブが多かった。中でもポルノグラフィティの横浜スタジアムの雨の中のライブは忘れられない。開始直後から降り出した雨は、いつ中止になってもおかしくない程強さを増し、そんな中、楽器が濡れ、音がきちんと鳴らないという状況でも必死に弾き続けるミュージシャン達と、歌い続ける昭仁、晴一、そしてズブ濡れになりながらも一歩もその場から動こうとしないファン。誰もが忘れられないライブになったはずだ。その翌週、淡路島で行われたライブは、打って変わって月明かりに照らされた幻想的なライブに。
★桑田佳祐「Act Against Aids2008 昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」 12/2パシフィコ横浜
昭和の名曲61曲（！）を、ビッグバンドでオリジナルに近いアレンジで聴かせてくれた。改めて日本の“うた”の素晴らしさを教えてくれた。聴かせて、観せて、笑わせて、泣かせて、そしてエイズのことを“自然”と考えさせて、やはり桑田佳祐は最高最強のエンターテイナーだ。
★aiko「LOVE LIKE ALOHA 3」 8/30茅ヶ崎サザンビーチ
「Love Like Pop add vol.11.5」 9/8日本武道館
「Love Like Pop vol.11.5」 9/23愛知・日本ガイシホール
08年でもっとも多くのライブを観たアーティスト・aikoの、茅ヶ崎サザンビーチでのフリーライブは忘れられない。ライブ開始直前までドシャ降りの雨。でも開演時間直前にピタッと止むという奇跡。霧雨の中で聴いた「Kiss Hug」には感動。この映像が、この後のツアーでも使われ、涙しているファンが多かった。初の武道館3daysの最終日、9/8の公演もよかった。歌、演奏、照明、演出全てが素晴らしかった。ツアー最終日の名古屋公演も◎だった。オーラスという緊張感と自信とがいい具合に心地イイ空間と空気感を作り出し、最高のパフォーマンスだった。彼女のライブにはどうすれば人を“惹きつけることができるか”、その答えがある。女性アーティストはaikoのライブを一度観た方がいい。
★サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭 30周年記念LIVE」 8/16・17・23横浜国際競技場
30周年記念、活動休止前最後のライブということで、サザンオールスターズと曲達を頭とココロに焼付けておかなければと、4日間のうち3日間観た。これだけ老若男女、みんなが歌える、愛されているヒット曲を持っているバンド、まさに日本の至宝だ。駆けつけた7万人、それぞれの人生の大切なシーンにサザンが流れていたのだろう。そんなファンのサザンへの“想い”を物凄く感じたライブだった。「思い出はいつの日も雨」…まるでサザンの歌のように初日を除いて雨雨雨の、逆に印象に残るライブだった。
★山下達郎「Performance 2008-2009」 12/28大阪フェスティバルホール
山下達郎が「日本で一番好きなホール」という大阪フェスティバルホールが、年内いっぱいで取り壊しになる、それが今回ツアーを行う最大の理由だという。クラシック以外のライブは、この日がオーラス。山下は何度も「フェスティバルホールの神様」という言葉を口にし、万感の想いでパフォーマンス、とにもかくにも最高のステージだった。言葉とメロディと声は言わずもがな、何よりミュージシャンのパワーが凄まじい。各プレイヤーのソロをタップリ聴かせ、それがまたひとつの音になった時のグルーヴたるや、今まで感じたことがないくらいの感動が押し寄せてきた。素晴らしい音の洪水が、素晴らしい音響のホール全体に広がっていった。ココロとカラダが喜んでいたのがハッキリわかった。中でも24才の若さで“達郎バンド”のドラムスに抜擢された小笠原拓海が叩き出す、瑞々しくも存在感あふれる音に釘付けになった。アンコールでは竹内まりやも登場し、ホールに別れを告げた。個人的に08年に観た154本のライブの中で、文句ナシのNO.1だ。
山下達郎｜竹内まりや
【前編】08年印象に残ったライブ10/154（1）(09/01/08)
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★ポルノグラフィティ「横浜・淡路ロマンスポルノ’08～10イヤーズ ギフト～」 9/7横浜スタジアム、9/14淡路島・国営明石海峡公園
昨年の夏は雨にたたられたライブが多かった。中でもポルノグラフィティの横浜スタジアムの雨の中のライブは忘れられない。開始直後から降り出した雨は、いつ中止になってもおかしくない程強さを増し、そんな中、楽器が濡れ、音がきちんと鳴らないという状況でも必死に弾き続けるミュージシャン達と、歌い続ける昭仁、晴一、そしてズブ濡れになりながらも一歩もその場から動こうとしないファン。誰もが忘れられないライブになったはずだ。その翌週、淡路島で行われたライブは、打って変わって月明かりに照らされた幻想的なライブに。
★桑田佳祐「Act Against Aids2008 昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」 12/2パシフィコ横浜
昭和の名曲61曲（！）を、ビッグバンドでオリジナルに近いアレンジで聴かせてくれた。改めて日本の“うた”の素晴らしさを教えてくれた。聴かせて、観せて、笑わせて、泣かせて、そしてエイズのことを“自然”と考えさせて、やはり桑田佳祐は最高最強のエンターテイナーだ。
★aiko「LOVE LIKE ALOHA 3」 8/30茅ヶ崎サザンビーチ
「Love Like Pop add vol.11.5」 9/8日本武道館
「Love Like Pop vol.11.5」 9/23愛知・日本ガイシホール
08年でもっとも多くのライブを観たアーティスト・aikoの、茅ヶ崎サザンビーチでのフリーライブは忘れられない。ライブ開始直前までドシャ降りの雨。でも開演時間直前にピタッと止むという奇跡。霧雨の中で聴いた「Kiss Hug」には感動。この映像が、この後のツアーでも使われ、涙しているファンが多かった。初の武道館3daysの最終日、9/8の公演もよかった。歌、演奏、照明、演出全てが素晴らしかった。ツアー最終日の名古屋公演も◎だった。オーラスという緊張感と自信とがいい具合に心地イイ空間と空気感を作り出し、最高のパフォーマンスだった。彼女のライブにはどうすれば人を“惹きつけることができるか”、その答えがある。女性アーティストはaikoのライブを一度観た方がいい。
★サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭 30周年記念LIVE」 8/16・17・23横浜国際競技場
30周年記念、活動休止前最後のライブということで、サザンオールスターズと曲達を頭とココロに焼付けておかなければと、4日間のうち3日間観た。これだけ老若男女、みんなが歌える、愛されているヒット曲を持っているバンド、まさに日本の至宝だ。駆けつけた7万人、それぞれの人生の大切なシーンにサザンが流れていたのだろう。そんなファンのサザンへの“想い”を物凄く感じたライブだった。「思い出はいつの日も雨」…まるでサザンの歌のように初日を除いて雨雨雨の、逆に印象に残るライブだった。
★山下達郎「Performance 2008-2009」 12/28大阪フェスティバルホール
山下達郎が「日本で一番好きなホール」という大阪フェスティバルホールが、年内いっぱいで取り壊しになる、それが今回ツアーを行う最大の理由だという。クラシック以外のライブは、この日がオーラス。山下は何度も「フェスティバルホールの神様」という言葉を口にし、万感の想いでパフォーマンス、とにもかくにも最高のステージだった。言葉とメロディと声は言わずもがな、何よりミュージシャンのパワーが凄まじい。各プレイヤーのソロをタップリ聴かせ、それがまたひとつの音になった時のグルーヴたるや、今まで感じたことがないくらいの感動が押し寄せてきた。素晴らしい音の洪水が、素晴らしい音響のホール全体に広がっていった。ココロとカラダが喜んでいたのがハッキリわかった。中でも24才の若さで“達郎バンド”のドラムスに抜擢された小笠原拓海が叩き出す、瑞々しくも存在感あふれる音に釘付けになった。アンコールでは竹内まりやも登場し、ホールに別れを告げた。個人的に08年に観た154本のライブの中で、文句ナシのNO.1だ。
山下達郎｜竹内まりや
【前編】08年印象に残ったライブ10/154（1）(09/01/08)
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2009/01/15
