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　今年で第30回目を迎えた関西お笑い界の新人登竜門的コンクール『ABCお笑い新人グランプリ』の決勝戦が12日（月・祝）、大阪市内で行われ天竺鼠が最優秀新人賞を獲得、賞金100万円を手にした。昨年のM-1ファイナリスト・モンスターエンジンらに競り勝ち現在・妻子のいる瀬下豊に対し相方・川原克己は「今までミルク代も出せず…これで美味しいミルクを子供が飲める！」と喜びを語った。

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　これまでにダウンタウン、ナインティナイン、ますだおかだなどが最優秀新人賞を受賞し、その後お笑い界を牽引するコンビへと成長するなど注目の漫才コンクールには今回、77組がエントリー。結成5年以内という参加資格に対し、04年よりコンビを組んだことから今回がラストイヤーだった天竺鼠は、昨年川原が「これを披露して賞を獲りたい」と自信たっぷりだったコント『食堂』をラストに披露。サラリーマン2人が終始ケンカをしながら心優しい会話を交わす姿をみせて、審査員の心をグッと掴んだ。

　川原は「僕らのネタは全部にフリが効いていて、しっかりオチがあるのでどこに出しても恥ずかしくないものだと思います」とコメント。次の目標は『キングオブコント』での優勝を掲げて「そこでもこのネタで優勝します！」と語った。なお、審査委員特別賞にはガスマスクガールが選出された。