ORICON NEWS
芸能トピックス2008 騒動編
トラブルメイカーの存在は芸能ニュースにとっては必要悪。毎年違った顔触れが登場し、話題を提供するが、今年マスコミを振り回した代表格といえば泰葉だろう。一連の騒動は“事実は小説よりも奇なり”を地でいった。騒動だらけの芸能界、決着ついた泰葉と森進一
今年も多くの芸能人が世間を騒がせたが、その中でも特に印象深いのはやはり泰葉だ。「金髪豚野郎」などの過激発言によるブログ閉鎖、元夫・春風亭小朝とのFAX合戦、お披露目ライブでの豪快な水かぶりパフォーマンス、さらには年末のハッスル参戦……挙げればキリがないほど多くの話題を提供してくれた。一連の騒動には無事決着が着いたが、2009年も引き続き世間を引っかき回してくれることだろう。まさに“触らぬ泰葉に祟りなし”といったところか。また、かつて一世を風靡した音楽プロデューサー・小室哲哉の逮捕により音楽界は揺れに揺れたが、一方では騒動が一段落した人も。“おふくろさん騒動”の森進一は、作詞家の故・川内康範さんの遺族との間で和解が成立した。亡くなった川内さんの真意はもはや知る由もないが、森は「今まで以上に心をこめて歌っていきたい」と意気込んでおり、どのような心境で今後、川内作品を歌い上げるのか注目だ。転落から新たな道のりへ……開き直った？加護ちゃん
人気若手俳優・柳楽優弥の自殺報道や、加勢大周の逮捕などのニュースを見ると、芸能界で生きることへのプレッシャーや責任の重さを垣間見た気分になる。しかし、田代まさし氏の出所や、加護亜依の芸能活動再開など、一度転落してしまってからも見事に復帰し、新しい道を歩み始めたタレントも見られた。加護は、2度にわたる成人前の喫煙行為の発覚などにより所属事務所から解雇され、メディアから姿を消した。ところが、今年の春に加護の芸能活動再開のニュースが飛び込んでくると、1ヶ月もたたないうちに映画出演が決定。さらには世直し番組や書籍の出版など、もはや開き直りとも思えるほどのアクティブな活動は、かつての天真爛漫だった“加護ちゃん”のイメージを思い出させてくれた。今後、加護は歌手活動を再開するが、元ハロプロメンバーとのユニット結成ではなく、1人で頑張っていくとのこと。“オトナ”になった加護ちゃんの活動から今後も目が離せない。キャスターの不倫問題が目立った2008年
「不倫は文化」とは、愛の伝道師・石田純一の名言だが、それでもやっぱり不倫は世論で受け入れられないことなのかもしれない。それを改めて実感させてくれたのは、当時、巨人軍だった日本ハム・二岡智宏選手との不倫によって無期限の活動自粛・謹慎を余儀なくされた山本モナではないだろうか。年内で謹慎は解除されるが、『サキヨミ』（フジテレビ系）のキャスターとして過去の自分への“リベンジ”を図っていた矢先の出来事だっただけに、世間から厳しいバッシングを浴びた。同局『めざましテレビ』の大塚範一キャスターは「同じ仲間として怒りのようなものを感じる」と辛らつにコメントするなど、同業者も軽率な行動に苦言を呈した。しかし、山本の不倫問題から1ヶ月も経過しないうちにフジテレビ渡辺和洋アナウンサーの不倫が発覚という皮肉な結果に終わった。決して正当化するわけではないが、何年たっても不倫が無くならないということは、やはり「不倫は文化」になっているのだろうか。
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【記者S】
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2008/12/27
