12月17日（土）公開の映画『キングコング』のジャパンプレミアが12月12日（月）、東京国際フォーラムAで開催され、ピーター・ジャクソン監督はじめ出演者と特別ゲストが登場した。

　今作は、同監督が12歳の頃から映画を撮り始めて以来、1度作りたかったという“夢”の作品。1930年代、野心的で無謀な映画監督（ジャック・ブラック）は、史上最大の冒険映画を世に送り出すため、最も危険な航海に出る決意をする。疑うことを知らない誠実な脚本家のジャック・ドリスコル（エイドリアン・ブロディ）と、ひとりの女優アン・ダロウ（ナオミ・ワッツ）を従えて、幻の孤島「髑髏島」（スカル アイランド）へと導いていくという内容。

　　『ロード・オブ・ザ･リング』3部作でアカデミー賞を受賞した監督の感動の超大作に、会場にはおよそ4000人の観客と260人の報道陣が殺到。熱い視線が会場全体から注がれる中、舞台挨拶はスタートした。ナオミ・ワッツは「最初は特撮が多く、1人で演じる場面が多かったがアンディ・サーキスがずっと撮影に付き合ってくれて、自分でも感情を入れて演じることができました」と語り、エイドリアン・ブロディは「好きな人を救うという“深み”のあるヒーロー役を演じることができ、光栄です」と笑顔で話した。
　また会場には、過去2作品とも全米No.1ヒットを記録した人気カーアクション映画『ワイルドスピード3 TOKYOドリフト』（来年公開予定）に大抜擢されたモデルの北川景子と、今や向かうところ敵なしの横綱、朝青龍が駆けつけた。会見では朝青龍が「私がとても好きな監督に直接お会いでき感動しました。今後もし、オファーがあれば“強い人＝ヒーロー”役として出演したいです！」と早くもジャクソン監督に“逆オファー”していた。