津川雅彦、故・緒形拳さんの最期を綴る

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 5日に死去した俳優の緒形拳(本名・明伸=あきのぶ)さんの臨終に立ち会った俳優・津川雅彦が、7日(火)付の自身のブログで緒形さんの最期を明確に綴っている。

 緒形さんの危篤の知らせを聞いた津川は、病院に向かうと、緒形さんは津川の手を握り「お前身体大事にしろよ! 良い映画沢山創ってくれよな! 治ったら、うなぎ喰いに行こうな、白焼きをな」と冗談を交えながら医者に危篤を宣言されてる患者とは思えない口調で、明るく語ったという。だが、その4時間後、緒形さんは帰らぬ人となり、その最期を津川は「歌舞伎役者のように、虚空を睨み付けながら、静かに、静かに、息を引き取った! 実に安らかに、全く苦しむ様子も見せず、名優らしい! カッコいい! 立派な最後だった! 俺もあんな死に方したいと、本気で思えた!」と綴っている。

 緒形さんの病名は明かされてないものの、津川のブログによると、緒形さんは4日の夜に獨協医大に入院。手術を受けると、その経過も良く、一時は医者も、もう一度復帰出来るかも知れないと、期待をかけたほどだった。だが、5日午後になって容態が急変し帰らぬ人となった。

 津川が急きょ仕事をキャンセルして病院に着くと、緒形さんはベッドの上から嬉しそうに手を出し、「ちょっと起きる」と言って、ベッドに座り直すなど最後まで気丈にふるまったという。さらに、津川の映画『次郎長三國志』と、残念ながら緒形さんの遺作となった9日スタートのドラマ『風のガーデン』(フジテレビ系)の両方に出演している俳優・中井貴一の話などをしたという。

 最後に、緒形さんは津川の手を握りながら、「お前身体大事にしろよ! 良い映画沢山創ってくれよな! 治ったら、うなぎ喰いに行こうな、白焼きをな」と語り、それが、俳優として同じ時代を共に生きた緒形さんから津川への最後の言葉となったという。



関連写真

  • 故・緒形拳さん[08年9月撮影] 
  • 津川雅彦[08年7月撮影] 

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