■決勝のネタ披露順

　コントNo.１を決める祭典『キングオブコント2008』の決勝進出8組発表とネタ順抽選会が8日（月）、都内で行われ、ファイナリストのバッファロー吾郎、TKO、ロバート、バナナマン、天竺鼠、チョコレートプラネット、ザ・ギース、2700が一堂に会した。芸人が芸人を審査するという決勝戦の新たな試みによる審査方法も明かされた。

　優勝賞金1000万円を懸けて、プロ・アマ、経歴問わずに開催された同祭典。バッファロー吾郎の木村明浩は「芸暦19年、同期が千原兄弟。コンテストにコントで出るのは16年ぶりですが、何か爪あとを残せれば」と意欲十分。ロバートの秋山竜次は「（結成）10年目なんで（出場タイミングとして）ちょうどいいなと。アニバーサリーで本当にちょうどいい」としみじみと語った。

　また2700の常道啓史は優勝賞金の使い道について「こう見えても二重に整形している。ガチでモテたいと思って50万円かけた。（賞金をコンビで分けた）500万円とったら、さらに整形です」と衝撃の報告。一方、優勝を逃した時の公約を聞かれたロバート・秋山は「解散は無理なので山本（博）に脱退してもらおうと思う」と驚きのプランを発表。これに対して山本は慌てふためき、TKOから「松竹（芸能）に来い」と勧誘される始末で、現在活動しているユニット同様に悲愴感を漂わせていた。

　決勝戦はファイナリスト8組を4組ずつの2グループに分け、惜しくも決勝を逃したセミファイナリスト100名が各自5点の500満点で採点し、最終決戦に進出できる各グループ1位を選出。進出した2コンビはネタ披露後に自分たちを含めてどちらが面白いかを口頭で発表し、引き分けならば残りのファイナリスト6組の口頭で決定される。仮にそれでも同票の場合はセミファイナリスト100人の投票で決めるという、まさに芸人の芸人による芸人のための祭典となった。