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　北京五輪女子レスリング代表の伊調千春、馨姉妹と吉田沙保里の3選手が21日（木）、所属先の綜合警備保障（東京・赤坂）を訪れ、社員らにメダル獲得を報告した。一部スポーツ紙で“寿引退”が報じられた姉・千春は結婚の話には言及せず。そんななか、妹の馨は、姉との“W結婚引退”について「ないですが、そういうことにしておいてください」と意味深なコメント。吉田は「結婚はしたいが相手がいないので……これから探します！」と、2大会連続で手にした“世界一”の称号を手土産に婿探しに奔走することを明かした。

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　集まった270人の社員を前に吉田は「現地やテレビで応援してもらった方のおかげでメダルが取れました。感謝しています！」と挨拶。伊調馨も「こうして日本に戻ると、やっぱり落ち着く。周りには現地での食事や住まいについて助けてもらいました」と感謝の言葉を述べていた。

　関係者によると3選手らは大会期間中、選手村ではなく所属先のサポートで会場付近のマンションを拠点にしていたという。また、レスリングの名門・中京女子大のOBらで結成された栄養士3名が現地に駆けつけ、食事などをサポートした。海外遠征では、食べ物が口に合わず体重が減るという傾向がある3選手だが、メダル獲得の陰にはそうした裏方の強力な支えもあったことを明かした。