アジア5カ国で『スター・ウォーズ エピソードIII』の興行成績を抜き、世界的大ヒットを記録している『頭文字(イニシャル)D』が遂に、9月17日(土)より日本公開される。その公開を前に、キャスト・監督が来日し、記者会見を行った。 主演のジェイ・チョウは、「オツカレサマ」と日本語で挨拶をした後に「この映画を多くの方が気に入ってくだされば嬉しく思います」と挨拶をした。また、ヒロインを演じた鈴木杏は「この作品は、このチームでなければ出来なかったと思います。これからも、このように日本とアジアの国々が一緒にひとつの作品を作れたらいいな、と思えるような素敵な作品です」と語った。この作品は、日本、台湾、香港の俳優が共演しているのだが、鈴木杏の言葉を物語るように国境を感じさせない和やかな雰囲気の会見となった。既に公開しているアジア各国で大盛況となっていることもあり、続編の可能性について聞いてみると「今作には、盛り込めなかった原作の要素がいろいろあります。そのため、続編の可能性は充分にあるでしょう」と述べたうえで「私たちは、今作に可能な限りの技術を注ぎ込んでおりますので、これ以上の新しい方法でドリフトを上手く表現する方法があればチャレンジしたいと思います」とアラン・マック監督は語った。 会見後半には主演のジェイ・チョウによるミニライブが行われた。場内には、特別に招待されたファンも同席し、8月31日(水)発売の日本デビューアルバム『Initial J』の中から「ブラック・ユーモア」をピアノの弾き語りに耳を傾けた。演奏終了後には、花束ゲストとしてタレントの杉本彩が登場。彼女のセクシードレスには、ジェイもたじたじの様子で、質問を忘れてしまうほどの緊張ップリであった。 爽快&迫力の＜生ドリ＞エンタテインメント『頭文字(イニシャル)D』は、9月17日(土) シネマミラノほか全国ロードショーされる。(記者会見出席者:アンドリュー・ラウ監督、アラン・マック監督、ジェイ・チョウ、鈴木杏、エディソン・チャン、ジョーン・ユー、アンソニー・ウォーン、チャップマン・トウ)[STORY] 家業である豆腐屋の配達をすることで、知らぬ間にドライビング・テクニックを身につけた藤原拓海。幼なじみの茂木なつきとの交際を始めたばかりの普通の高校生である彼の前に現れる、峠のスペシャリストたち。愛車ハチロク(トヨタAE86/トレノ)と父親・文太から受け継いだ天性の才能を武器に、彼は、数々の挑戦に立ち向かう。■『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』オフィシャルサイト http://www.initial-d.jp/■『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』予告編