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「いやぁ、映画って本当にいいものですね!」映画評論家・水野晴郎さんが死去

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6月10日に他界した水野晴郎さん

 映画評論家で映画監督の水野晴郎さんが、10日(火)に肝不全のため東京都内の病院で亡くなったことが分かった。享年76歳。

 水野さんは、1931年7月19日岡山県高梁市に生まれ、56年に『20世紀フォックス映画』に入社し映画界へ。5年後には日本ユナイト映画にヘッドハンティングされ、宣伝総支配人となり、ビートルズの主演映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』や『真夜中のカーボーイ』のほか、意図的に誤字を使った『007/危機一発』などの歴史に残る“邦題”の考案で知られる。

 72年に独立し『水曜ロードショー』(日本テレビ系、のちに金曜ロードショーとなる)の解説を担当し、映画評論家としての活動が本格化。97年まで24年に渡って映画解説を続け、「いやぁ、映画って本当にいいものですね」のキメ台詞でお茶の間の人気を集めた。96年からは“マイク・ミズノ”名義で自らも映画製作に携わり、映画『シベリア超特急』で映画監督に初挑戦、これまでにシリーズ化され5作を発表した。ヒッチコック作品など、その大胆な名画に対するオマージュぶりが熱狂的な映画ファンの間で注目され、“シベ超”の愛称でカルト的な人気を集めた。

 さらに複数監督によるオムニバス形式の新作『シベリア超特急』も計画中で、ハリウッド映画化もされた映画『呪怨』シリーズの清水崇監督作品や、アニメ『NANA』『DEATH NOTE』や06年公開の劇場版アニメ『時をかける少女』などを制作したマッドハウス制作のアニメ版もオムニバスの一作として公開される予定だった。

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