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　プロ野球界初のゲームソフト、やっぱり売り上げはチームの成績次第！？ 今日開幕するプロ野球セントラルリーグ・阪神タイガースに特化したゲームソフト『阪神タイガースDS』が今夏にも発売されることが27日（木）、明らかになった。これまでアーティストやアイドルに特化したDSソフトは発売されていたが、全国的に熱狂的なファンが多いプロ野球チームにスポットを当てたソフトは、今回が初めて。発売元のスパイクではチームの成績により、売り上げが大きく左右されることを予想してか「何とか3位までには入って欲しい」コメントしている。

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　阪神球団のカタログに掲載されている“公認グッズ”は軽自動車などの高額商品から、花火や靴などおよそ300種類。ゲーム関連では、ツートンカラーのハード機器は販売されていたが「たくさん出ているグッズのなかで、なぜかゲームソフトはなかった」。2003年に組織化した公式ファンクラブは現在までに、会員数が16万人（球団発表）に届くなど「ファンの熱さ、チーム歴史の長さや深さ、購買力などを考えるとやはりこの球団だった」と、担当者はプロ野球界初のゲームソフトに、同球団を選んだ理由を語っている。

　ゲームに使用される写真や映像は球団をはじめ、当時中継を担当したテレビ局から提供してもらうなどしたが「特に、退団した外国人選手への承諾を得ることが大変でした」。まさにその苦労が実を結んだ形となったが、売り上げはやはりペナントレースに左右される可能性が高い。さらに今年は、北京五輪の野球日本代表に主力選手が選出される可能性も高いが「（五輪出場選手の）動向は心配。でも、活躍してもらえれば反響が大きくなるかもしれませんね」とチームとしての一時的な戦力ダウンも、選手の五輪での活躍次第ではそれ以上の反響が期待されるという。

　ソフトでは『めざせ！ミスタータイガース』と題した2500問以上のクイズを搭載。また、2008年度の選手名鑑、栄光の歴史、マスコットのトラッキーが打者に変身してプレイできるホームラン競争などを収録。さらには、DSの赤外線通信を利用した選手カードの交換などにも対応する予定。オープニング映像にはバース、掛布、岡田らの強力打線で優勝した1985年、星野監督2年目のシーズンで本拠地・甲子園球場で胴上げを決めた2003年、岡田監督就任後初のVとなった2005年の3度の優勝胴上げシーンをランダムに再生するなど、まさにファン垂涎のソフトになった。

　スパイクの広報担当者は「まさに進化した選手名鑑。年齢に関係なく楽しめるので、球場観戦でも一味違った楽しみ方ができます！」と意気込んでいる。