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くりぃむ有田、プロレススタイルで監督デビュー

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 人気お笑いコンビ・くりぃむしちゅー有田哲平がDVD『特典映像』で初監督に挑戦した。その世界を紐解くと、自ら「大好き」と公言している“プロレス”に通ずる裏キーワードが見えてくる。ORICON STYLEの取材に応じた有田は「芸人の数だけ続けていける。台本では作れないオチができる」と撮影を振り返った。お笑い芸人を“シチュエーション”という名のリングにあげ“プロレス”ができるという事を今作で実証した形だ。

ORICON STYLEの取材に応じたくりぃむしちゅーの有田哲平 

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 “特典映像”といえば本編ありきのおまけ要素が強いが、有田はそこに着目し、架空映画のメイキング映像を“本編”にするという逆説的観点に挑んだ。出演交渉やロケハン、オーディションといった本編の“舞台裏”のみで、耽々と話は進み、まったりとシュールさをかもし出すさまは「文字通り特典映像」と有田も不適な笑みを浮かべる。さらに「テレビではやれなかった。DVDだったからやらせてもらった」と製作経緯を語った。

 有田が今作で一番こだわったのは、どのお笑い芸人をどういうシチュエーションで魅せるかという事。出演者は相方・上田晋也をはじめ、おぎやはぎの矢作兼、劇団ひとり伊集院光ら気心知れた面々が集う。プライベートを含め、身近でその人物を見ているとあって、有田も「あの人のあの場面での(ネタの)引き出しの多さはハンパないなっていうのを、作品にも出したかった。そしたら、やっぱり出てきたんですよ」としてやったりの表情で振り返る。さらにお笑いとプロレスに通ずるものがあると説き、「漫才って、2人がケンカしているように見えるけれど、信頼関係がないとできない。それはプロレスと一緒で、相手との信頼関係がないとスイング(かみ合いは)しない」。

 「監督をしている訳ではないんですよ。ライブというのもおこがましい」と“監督デビュー”という肩書きに抵抗を見せつつも、今後も「注目している人は何人かいます」と具体的な人物名、設定を明かすなど次回作にも意欲をみせる。ただ、出演者はあくまでお笑いタレントと断言する。バラエティ番組で共演し、巧みなトークを展開する女性タレントの起用を想像しても「確かにバラエティがうまい女の子はできるかもしれないけれど、俺、しつこいから。(相手の)心が折れると思うんですよ」と難色を示すほど。有田は最後にこう括った。「プロレスと一緒、お笑いも信頼関係ですよ」。

 有田哲平の初監督作品DVD『特典映像』は上・中・下巻で3月26日(水)発売。その他の出演者は岡田圭右(ますだおかだ)、山崎弘也(アンタッチャブル)、清水ミチコ、堀内健(ネプチューン)、秋山竜次(ロバート)ら。

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