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　今年3月、NHK『爆笑オンエアバトル』の年間チャンピオン大会でタカアンドトシの大会3連覇を阻止、一躍知名度を上げた人気お笑いコンビ・NON STYLE（ノンスタイル）が、大阪・読売テレビの老舗番組『大阪ほんわかテレビ』（毎週日曜よる10時30分〜 ※関西ローカル）にレギュラー出演することが15日、分かった。2人は、共に大阪出身でコンビ結成8年目。今月からは、日本テレビの情報番組『ラジかるッ』にも木・金曜日にレギュラー出演しており、今最も勢いのあるお笑いコンビの1組。このほど、大阪市内で行われた初収録（10月21日（日）放送）では、笑福亭仁鶴、中川家など所属事務所の大先輩からイジり倒される“洗礼”を浴びたが「がむしゃらにやる時期は、終わった」と、マジモードで大きなチャンスを活かす構えだ。

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　『大阪〜』は1993年6月にスタート。昨年の平均視聴率は14.4％と高い数字を保っており、笑福亭仁鶴、間寛平、ほんこん、中川家ら個性の強い出演者が揃う。2人は、過酷なロケが売りで先月解散したビッキーズが担当していた『ほんわか調査団』に出演、月1回スタジオにも出演する。

　緊張しながら迎えたという初回収録では、仁鶴から「明日にでも入院しそうだ！」と突っ込まれた石田明と、ロケ中のコメントに「あんなイヤらしいのはないわ〜」と、ほんこんにダメ出しされた井上裕介が、力を合わせて鹿児島・奄美大島での“素もぐりエビ漁”に挑戦する模様を届ける。収録後、石田は「最近、やっと関係者から“石田くん”って人として認めてもらえるようになった」と嬉しそう。ただ“貧弱キャラ”としての一面を持つ彼にとっては「体調がいつまで持つのか・・・ジムに通って鍛えたい」と話すと、井上は「相方には、いつ死んでもいいようにこっそり生命保険かけておきます」と苦笑いだった。

　タカトシを破った今春以降には、歌手としてアニメ『ケロロ軍曹』のエンディング曲を担当。本業の漫才でも昨年、高校生1000人が審査員を務める『MBS新世代漫才アワード』で優勝、さらに『M-1グランプリ2006』では準決勝進出など、今後一気に全国区へと躍り出る可能性が高い。まさに“ブレイク必至”の状況に、井上は「早く（M-1で）優勝して、司会業に挑戦したい。台本を貰って、最初に名前出てきて欲しいし、お笑いの道に進むきっかけとなった志村けんさんと共演したい！」と語り、さらに「東京へも行くようになって、今後半年で僕らの見る景色が変わると思う。そのなかで、別の道も存在するかもしれないし・・・ただ、がむしゃらにやる時期は、終わったと思います」とコメント。

　吉本興業が運営するお笑い芸人養成所・NSCには入らず、神戸・三宮などで“ストリート漫才師”として腕を磨き、現在はbaseよしもとのトップ芸人まで駆け上がったNON STYLE。厳しい競争の先に見える輝かしい“光”を掴んだ瞬間、2人は大きな“結果”を手にすることとなりそうだ。