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井上陽水の娘、アニメ主題歌で歌手デビュー!

 井上陽水と石川セリの娘である依布(いふ)サラサが、12月5日に自ら作詞した「カリキュラム」で歌手デビューすることがわかった。この曲は、10月11日からオンエアされるテレビアニメ『もやしもん』の主題歌にも決定している。

12月5日に歌手デビューする依布サラサ 

12月5日に歌手デビューする依布サラサ 

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 2007年春に、ソニー・ミュージックの新人オーディションに匿名で詞を送ったところ、オリジナリティ溢れる世界観や、ユニークな言葉選びのセンスがスタッフの目に留まり、歌手デビューすることとなった。

 生まれる前から音楽が鳴り響く家庭環境だったのだが、やっぱり「歌うのも歌詞を書くのも恥ずかしいと思っていた」と本人は明かす。当時の彼女の夢は、ミュージシャンではなく、「普通の人になることだった」。よく聴いていたCDはタモリの『TAMORI』周囲の大人たちはビートルズ病にかかっていて、奥田民生やパフィーのライブによく行ったという。


<どんな音楽を聴いてきたか?>

「いちばん聴いてきたのは、やっぱり井上陽水なんですよね。もう聴きすぎちゃって恥ずかしいくらいなんですけど、わたしはお父さんの詞がほんとうに好きなんですね。ふとした時に、どうやって書いてるの? って聞いてみたら、じゃあ、まず一緒に書いてみようっていう話になって……」

 そのときに生まれた歌詞が、昨年3月にリリースされた井上陽水のダブルAサイドシングル「新しい恋/長い猫」に収録されたタイトル曲「長い猫」である。

 これが彼女の作詞家としてデビュー。その後、Salyuのシングル「Tower」のカップリング曲「マハラジャの夜」などを手掛け、現在は韓国の人気グループSS501へ詞を提供するなど、活躍の場も広げている。

「自分が書いた歌詞が本当にいいのか、“井上陽水の娘”というレッテルを外した状態で自分の実力を試したい」という思いに駆られて、匿名でのオーディションを思い立ったという。

 今回のデビューシングル「カリキュラム」でも、意外な言葉の組み合わせを楽しむ、その独特な言語感覚が新鮮。父親譲りの声質と作詞センスに、これからの活躍がかなり期待されている。


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