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「欧米か!」という名前のレーベル登場

ソニー・ピクチャーズ、「欧米か!」レーベルをはじめ
要注目の劇場未公開洋画DVD作品

 アメリカ・テレビドラマは変わらずに注目を集め、やはり劇場で大ヒットを飛ばしたブロックバスター作品が強いDVD市場だが、一方で劇場未公開の注目映画作品も次々登場している。ミニシアター、シネコンなど、映画を紹介する場は昔より増えているにもかかわらず、アメリカで大ヒットしながら日本では敬遠されてしまう作品というのも厳として存在する。主としてコメディ作品、あるいはアフリカ系アメリカ人主導の作品、趣味性の強い作品などは日本で公開されないケースが多いわけだが、こうした作品の受け皿になっているのがDVDということになる。ただ、どうしても認知度が低くなることが難点。限られた予算のなかで、いかに訴求効果の高いプロモーションが行えるかと、各メーカーも頭を痛めている。

 そのなかで積極的なキャンペーンを打ったのはソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)だ。お笑い芸人タカアンドトシを宣伝に起用して「欧米か!」レーベルを立ち上げ、6月から8月まで毎月1作品を発売している。第1弾は2006年の全米興行収入ランキング10位を記録したコメディ『タラデガ・ナイト−オーバルの狼−』。アメリカでF1をしのぐ人気のカーレースNASCARを題材に、人気ナンバー1コメディアン、ウィル・フェレルが主演した爆笑編で、アメリカでは175億円の興行収入を記録した。おバカ・ギャグ満載、とことん脱線する展開が堪えられない仕上がりとなっている。

 続いて第2弾は、うってかわったサイキックバトルムービー『レニー・ハーリン コベナント-幻魔降臨-』。『ダイ・ハード2』や『クリフハンガー』などで知られるフィンランド出身の監督レニー・ハーリンが、超能力を授かった高校生たちの戦いを描いたストーリーを、アクションたっぷり、パワフルに紡ぎだしている。 今月には、プロレスラー出身で『スコーピオン・キング』以来アクションスターの道をひた走るザ・ロック主演の『ギャングスターズ 明日へのタッチダウン』を発売。少年院に収容された少年たちにアメリカン・フットボールを教える教官を描いた感動スポーツ映画となっている。

 もちろん、未公開注目映画はSPEだけではない。まずワーナー・ホーム・ビデオからは、SF、コメディのファンなら感涙必至の『宇宙人の解剖 特別版』が発売される。宇宙人が発見されたといわれるロズウェル事件に材をとって、宇宙人の解剖を撮影したと称する二人の若者に焦点を当てた異色コメディだ。イギリスの、コンビで絶大な人気を博しているデクラン・ドネリー&アント・マクパートリンを主演に、ビル・プルマン、ハリー・ディーン・スタントンといった個性派を脇にそろえたキャスティングの妙、テレビで活躍する監督ジョニー・キャンベルの巧みな演出力とあいまって、まことに嬉しくなる仕上がりとなっている。

 20世紀フォックス・ホーム・エンターテインメントからは、なんといっても『Shopgirl/恋の商品価値』が目につく。スティーブ・マーティンが自ら書いた小説を脚色・主演。クレア・デインズを相手役に迎えて、高級デパートの女性販売員を軸にして、ペーソスたっぷり、おとなの恋愛ストーリーがさらりと綴られている。

 パラマウント ホーム エンタテインメントには、『シカゴ』で魅力を発散したクイーン・ラティファ主演の『ラスト・ホリデイ』がある。死の告知を受けた女性が残された時間を思い切り生きようとする展開で、監督が『スモーク』のウェイン・ワン。LL・クール・Jをはじめ、ティモシー・ハットン、さらにはフランスのジェラール・ドパルデューまで参加する豪華版だ。


 
 「欧米か!」レーベル第3弾
『ギャングスターズ
明日へのタッチダウン』
(TSDD-41295)
8月22日発売
3990円(税込)



『宇宙人の解剖 特別版』
(DLV-86777)
8月10日発売
3980円(税込)


『Shopgirl/恋の商品価値』
(FXBA-30054)
9月7日発売
3990円(税込)


『ラスト・ホリデイ』
(PPA-111911)
9月7日発売
4179円(税込)
    
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