6月27日（水）発売のアルバム『花束〜Bouquet de CHANSON〜』で、メジャーデビューを果たす、62歳のシャンソン歌手・若林ケンが5月17日（木）、東京代官山のライブハウスでプレス発表会を開催した。

　20代で歌舞伎町にシャンソニエ『ペイトンプレイス』を開店し、自ら歌うかたわら人形舞、フラメンコなど様々な異分野のアーティストとのコラボレーションを展開。また、舞台『幕末純情伝』などで俳優としてのキャリアも重ねてきた。

　この日の若林は、ファン約200人の前でアルバムから5曲を披露。「還暦を過ぎてからの（メジャー）デビューとなりましたが、体力的には20歳の頃とまったく変わっていません。なぜなら、これまで一度も身体を鍛えたことがないから」といった軽妙なMCを交えながら、それとは好対照な“魂の歌”を熱唱。

　客席では感極まり、ハンカチで目頭を押さえる女性の姿も見られるなか「僕のデビューを見て、同世代には“まだまだこれから”と元気になってほしいし、若い世代には“こんな人生もあるんだ”と、やっぱり元気になってほしい」と力強く語っていた。