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前代未聞!スタレビ25周年、おやつ付き6時間ライブ

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 5月19日、さいたまスーパーアリーナにて、「25年に一度の大感謝祭 6時間ライブ おやつ付き」と題したスターダストレビューのコンサートが行われた。昨年から行われてきた25周年イベントの最後を締めくくるものだ。

 通常のコンサートではアーティストの著作権・肖像権を守るために禁止される撮影・録音が、今回は自由。さらに20歳未満はチケット半額、おやつ付き(数種類の100円菓子)、飲食自由という、まさに前代未聞のコンサート。さらに、埼玉がメンバーの出身地であることから、ロビーでは「さいたま物産展」が同時開催されるというユニークな趣向が凝らされていた。

 ボーカルの根本要は、全国から集まった1万5000人のファンでぎっしり埋め尽くされた客席を見渡して「本当にすごい数の人だね。みんなハリボテじゃないよね?」と緊張気味。今回の会場を選んだ経緯として「全国を旅するツアーバンドとして、僕らのふるさとを知ってほしかった。でも僕らの出身地は、ここからもっと遠く、車で一時間くらいかかるところなんです」と説明した。



 曲の合間には、赤坂泰彦、笑福亭鶴瓶、金石昭人&陣内貴美子、関根勤&小堺一樹、下柳剛(阪神タイガース)、森末慎二、大泉洋、松たか子、イッセー尾形など多彩な有名人がVTRで出演し、次に演奏する曲をリクエスト。ステージ後方のスクリーンに映し出された。

 スタレビのコンサートでは、根本が歌詞を間違えて演奏が止まってしまうのが“お約束”になっており、それをネタにしたトークも多いが、VTR出演した関根勤と小堺一樹からは“チャレンジソング”と題して「僕らのリクエスト曲を最後まで間違わずに歌えたら賞金100万円」と課される珍企画も。「クレイジー・ラブ」は失敗したが、2度目の「Stay My Blue−君が恋しくて−」は無事最後まで歌い終え大拍手が起こった(実際に100万円が贈られたかどうかは不明)。

 第2部では、シークレットゲストとして小田和正が登場し、客席から大歓声。約10年前に熊本でのイベントで共演して以来交流があり、スタレビが小田のバックバンドを務める「オダレビ」が実現。小田がホストを務めるTBS系の番組『クリスマスの約束』に根本がゲスト出演したことはあるものの「オダレビ」はこれまで2度しか実現しておらず、今回が3度目の共演となった。

「木蘭の涙」「今夜だけきっと」のほか、小田の「ラブストーリーは突然に」「Yes-No」を共演。また、「せっかく25周年の記念のコンサートで一緒にやるのだから、新曲を作ろう」という小田の提案から今回のために作られた、小田作詞、根本作曲による未発表曲「思い出は歌になった」を2人でギター伴奏のみで初披露。同曲は長年支え続けてくれたファンへの感謝を込めた内容で、歌い終えた根本が感極まって涙が止まらなくなる場面も。「いやー、やられたわ…」と照れくさそうに語る根本を、あたたかい拍手が包んだ。

 また、7月25日に発売予定の新曲「愛の歌」のサビ部分を客席に合唱してもらい、レコーディング。これは実際のシングルに重ねて使用される。さらに、ジャケット写真用に、客席をバックにしての撮影も行われた。

 アンコールでは、かつての在籍メンバーである三谷泰弘と光田健一も加わり、アップテンポの曲を連発してファンを大いに喜ばせた。

 午後1時開演で、終演は午後7時過ぎ。2部構成・足かけ約6時間(休憩30分含む)におよぶコンサートで、アンコール7曲を含む全46曲を披露。スタレビとファンが絆を確かめ合うような、感動と笑いと涙に満ちたコンサートだった。

「25年も楽しんでいるのに、まだまだやりたいことがある。もうちょっと売れてもいいと思うけど(笑)。6時間のコンサートも長いけれど、それ以上の時間をかけて全国から集まってくれた人たちがいる。本当にありがたい。スターダストレビューというバンドは幸せです。力を貸してくれる人たちがいる限り、歌い続けていきたいと思います!」(根本)



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