CM好感度ランキングに続いて、タイアップ曲好感度（F1F2総合）においても資生堂「TSUBAKI」のCM曲「Dear WOMAN」が首位に返り咲いた。新年度のスタートに合わせてオンエアが始まった「美髪ヘアマスク」篇と「'07 TSUBAKI 春」篇のインパクトの強さはもちろんだが、同曲がイメージ・ソングに起用されてから1年を過ぎ、なおこれだけの人気を保っているのは驚異の一言に尽きる。

　「何といっても、歌詞が耳に残る。画面に出てくるタレントさんたちに負けず、印象に残る」（神奈川県/26歳）「CMの女性の生き生きとした感じが曲とマッチしている」（神奈川県/27歳）。

　CM音楽の世界にも“スタンダード”は存在する。今も使われている「日立の樹」「チョコレートは明治」「コカ・コーラの唄〜スカッとさわやかコカ・コーラ」「ヤン坊マー坊の唄」「人間みな兄弟〜夜が来る」「まあるいいのち」「積水ハウスの歌」などのCMソングは、70年代にテレビ体験をした世代には懐かしく響くメロディばかり。数年後に「Dear WOMAN」が同じように“スタンダード”の座を手に入れているかもしれない。

　一方、KinKi Kidsが歌う「十六茶」のCM曲「BRAND NEW SONG」も放送開始直後からの人気が衰えない1曲だ。「爽やかなメロディと、KinKiがお茶か！という衝撃で印象に残る」（東京都/34歳）「なんとなく流れるのではなく、はっきりとしていて印象に残りやすかったし、お茶の爽やかさが出ていた」（神奈川県/42歳）。意外性＋ストレートな展開が女性層の心をつかんで離さないようだ。

　ジャニーズ勢の作品がこのほかにも上位に並んだ。NTTドコモ「903iTV」シリーズのCMに使われているKAT-TUN「Peak」、ハウスウェルネスフーズの「C1000」の使用曲である嵐「Di-Li-Li」がともに好評。「ギターのイントロの音と波のザバーンとがすごく合っている」（神奈川県/35歳：Peak）、「朝みると元気が出る曲だし、CMの明るいイメージにも合っている」（神奈川県/24歳：Di-Li-Li）。

■5月度CMタイアップ曲好感度ランキング（F1F2総合）

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（2007年4月19日〜4月23日、1都6県在住のF1（20〜34才）、F2（35〜49才）各300人、計600人にインターネット調査したもの）