長期休暇を利用して、一気に現実逃避したい。スポーツ、映画、DVDといろいろと手段はあるが、マンガを貪り読むというのも非常に魅力的だ。しかもマンガの場合、何度も読んだ作品を再び一気に読む、という行為がなんとも快感だったりするのが面白い。

　今回行ったORICON STYLE「ゴールデンウィークに一気に読みたいコミック」アンケート、人気と売上げに比例した結果ではあるが、誰もが通る定番の人気コミックもしっかりランクインしている。

「『のだめカンタービレ』。テレビドラマがとても面白くて、その続きがどうなったかとても気になっている」（女性／40代／愛知県）、「『DEATH NOTE』。考えながら読まないといけないので、時間があるときにゆっくり読みたい」（男性／20代社会人／大阪府）、「『花より男子』。原作の方はかなり昔に読んだから、ドラマの方ともう１度見比べたい」（女性／30代／東京都）。ドラマ化や映画化を嫌うファンもいるが、作品に色々な方向から光が当たって奥行きが増す、という効果は必ずあるもの。読むきっかけとしても大きいようだ。

　長編シリーズを一気に読む快感を求める向きは、「『名探偵コナン』。50巻以上あるコミック一気読みにチャレンジしてみたい」（女性／専門・大学生／京都府）、「『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。男として全て読みきってみたい」（男性／中高校生／熊本県）、「『SLAM DUNK』。名作だから、長期休み中に必ず読む」（男性／専門・大学生／岡山県）など、想像するだけで楽しそう。

　心に染みたのが、「『ドラえもん』。新学期から疲れていたので ゆっくりしたい」（女性／中高校生／宮城県）。学校も疲れるんですねぇ……『ドラえもん』、いいと思います。

　『ONE PIECE』『NANA』といった人気作品は当然上位に。また、世代を超えた名作として『ブラックジャック』『ガラスの仮面』『ベルサイユのバラ』あたりも根強い人気がうかがえた。集中して何冊かマンガを読み通すと、不思議と日常の疲れがとれたりするもの。寝不足にならない程度に、コミック読破で日ごろのストレスを解消してはどうだろう。

（2007年4月20日〜4月24日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、中高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1,000人にインターネット調査したもの）

• GWに一気に観たいDVDランキング（2007年4月28日）
• それでもマンガは買い続ける、74.2％（2007年4月27日）