読売新聞社のWEBサービス『yorimo』が昨秋に実施した、フォークソング特集内のアンケート「心に残る思い出の1曲」。団塊世代を中心に続々と集まった数百曲の中から上位75曲、59アーティストを『yorimo presents 〜のフォーク・リクエスト』として4枚のCDに収録され5月9日（水）にリリースされる。

　ランキングは、第1位にかぐや姫の「神田川(1973年）」、第2位はイルカの「なごり雪(1975年）」、第3位は風の「22才の別れ(1975年）」など。「なごり雪」はかぐや姫の伊勢正三の作詞・作曲。「22才の別れ」の風は、伊勢正三のかぐや姫活動停止以降に結成したグループで、さらに両曲はシングルとして発売される前に、かぐや姫の3rdアルバム『三階建の詩（1974年3月発売）』にも収録されている。

　上位3曲を占拠したかぐや姫ファミリーは、このほかにもCDに収録される全75曲のうち、同グループ関連の楽曲は10曲が選出されており、団塊世代から高く支持されていることをうかがわせる結果となった。

　従来のコンピCDは、レコード会社のディレクター主導で選曲されていたが、『yorimoコンピ』は、純粋に一般ユーザーのアンケートの集計結果を反映。“今、まさに団塊世代の聴きたい曲”ばかりが収録されている。新聞社がCDリリースに新たな形でコラボするということで、今後も注目が集まる。