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植木等さん「さよならの会」、関係者がお別れの言葉

 今年3月27日に呼吸不全のため80歳で亡くなった植木等さんを見送る『植木等さん、夢をありがとう。さよならの会』が、4月27日(金)に東京・青山斎場で行われ、植木さんに縁の深い関係者が追悼の言葉を送った。

 さよならの会は、徳光和夫の司会でスタートし、全員で黙祷をささげた後に関係者から追悼の言葉が贈られた。

●森喜朗
ゴルフを一緒に周り「森さん、それじゃだめだそれじゃだめだ。気楽な稼業ときたもんだと、これでいいんだよと言われて以来、ゴルフに行くたびに植木さんを思い出しています。
日本が高度経済成長期に向かっていく、そういうときに気楽にいこうよと声かけていたようだ。

●すぎやまこういち
もう植木等さん、あなたにはずいぶんお世話になりまして。大人の漫画、社会風刺番組などもう一度やりたいなぁと思います。
植木さんは画面に出ている植木さんとは実像は違っていて、本当はくそまじめ人間ということをよく知っています。わりとメディアから抜け落ちてる部分があるのが気になりました。
植木さんの歌は、素晴らしい声で、素晴らしく完璧な音程、リズム感、それにもまして深い音楽性を持っていました。『ザ・ヒットパレード』という番組をやらせていただきましたが、当時流行っていた「マイ・ウェイ」を歌った人は何人もいますが、植木さんの歌った「マイ・ウェイ」は飛び抜けていました。

●中山秀征(後輩タレントを代表して)
今日列席したなかではお付き合いは一番短いのですが、事務所の後輩を代表して僕の思いを述べたいと思います。
植木さんの作り上げた芸能界の歴史、功績は輝かしいものがあります。そこから発せられるエネルギーは、どうすれば僕にも出せるのかまだわかりません。今残されたそのエネルギーのなかに日本のエンターテインメントの未来があるのではないかと思います。素晴らしい形を残してくれたのだと思います。
その意を汲み、邁進していかなければならないと思いました。最後にいただいた言葉は「ひで、無理すんな。そこそこ元気で頑張れよ」です。これからも天国から私たち後輩を見守ってください。

●加藤茶
植木さんは私の憧れでした。
ドリフターズは、植木さんだけじゃなくクレイジーキャッツのネタをパクりました。パクって、今日まで食べてきました。そのバチが当たったのでしょうか、つい最近私もそちらに呼ばれそうになったのですが、どういうわけか戻ることができました。
植木さんは完璧主義者、私はどっちかというとどうでもいいやという人間です。でも植木さん、悩むことはないですよ、そっちのほうには先に逝った友達がいるでしょう、その人たちと仲良くしてください。あ、いかりや長介は別で。

 このほかにも、内田裕也、松任谷由実、渡辺貞夫、沢田研二らが追悼の言葉を贈り、最後に小松政夫は、時折、笑いも起きた『さよならの会』に「最後にこんな笑いを起こすところが植木さんらしい」とお別れの言葉を述べた。

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