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　ORICON STYLEでは、結婚や出産にまつわる男女の仕事観・育児観について、20代〜40代の未婚の男女を対象にアンケートを行った。

　まず、女性に聞いた「結婚したら仕事を辞めるか」という調査では、【辞めない】【辞めたいけど辞められない】と、結果【辞めない】と答えた人が合わせて69.6％、【辞める】【辞めたくないけど辞める】と、結果【辞める】と答えた人が30.4％という結果になった。

　【辞める】派の意見としては、「もう働きたくない」「家事と仕事との両立は無理」の2点が大きな理由。ただし「今の職場では無理だが、家事と両立できる仕事を探したい」と答えた人も少なくなく、仕事への意識の高さが伺えた。

　【辞めない】派の理由としては、金銭的な問題はもちろん、「子育ての時期以外は社会との関わりを持っていたい」や「生きがい」と答えた人も多い。年代が上がり仕事のキャリアを積むにつれ、【辞めない】意思を持つ女性が増えているのが特徴的で、40代では61.3％となった。

　一方、男性に聞いた「結婚したら奥さんに仕事を辞めてもらいたいか」という調査では、【辞めてほしい】が18.3％、【辞めてほしくない】が81.7％という結果に。女性とは逆に、年代が上がるにつれ、【辞めてほしい】と考える男性は多く、40代では27.3％に上っている。理由は両方とも「基本的には奥さんに任せるが」という前置き付きのものが多く、経済的理由よりも女性のキャリアを考慮したものが多かったのは印象的。「仕事をしてもらって、独身時代のように輝いてもらいたい」「家事や育児は2人でするもの」という、働きたい女性からしてみれば、「うれしい」コメント目立った。

　しかし、多くの男性が女性の立場を尊重して【辞めてほしくない】と願っても、【辞める】【やむなく辞める】と考えている女性は30.4％も存在するのだ。裏を返せば、家事や育児との両立は、それだけ難しいと考えている女性も多いということかもしれない。結婚や育児が現実的になった場合は、夫婦で徹底的に話し合うことが必要になってくるだろう。

　ちなみに、男性に聞いた「子どもができたら育児休暇を取りたいか」という調査では、【取りたい】が49.0％、【取りたいけど取れない】が27.1％、【取らない】が23.9％という結果に。これまでの仕事に対する意識調査の結果問題と合わせて考えると、意外と（？）世の男性は家事や育児に前向きなことが伺える。

（07年3月1日〜3月5日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代、30代、40代の、登録属性で「会社員（事務系/技術系/その他）、公務員、経営者・役員、契約社員・派遣社員の方」、男女各150人、合計900人にインターネット調査したもの）

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