アメリカ国内初の試みとなる日本のバンドのみのロック・フェスティバルがロス・アンジェルスで5月に開催され、いよいよチケットが発売される。

　来る、5月25日〜26日にロサンジェルスで元X JapanのYOSHIKIのプロデュースによる『Jロックレボリューション』が開催され、アリス九號を始めとするヴィジュアル系新世代の9バンドが米ファンの前に現れる。

　アニメがアメリカに進出し始め、なにやら日本のポップカルチャーはクールであると騒がれ出して久しいが、実はここ2、3年はアニメDVDの売上げは低迷している。ジャパニメーションが、少数派のヒップでクールなコレクターアイテムから、国民的お茶の間消費型アイテムに変革しつつあるのが原因ではと、Jロックレボリューションの広報を務める青田氏は語る。
「ファンの主流は、昔はアニメを見ていたけど、今はヴィジュアル系の音楽も含めファッションや仕草を追い始めたというパターンが多いようです」

　日本通のコアファンたちの間では、テレビやYouTubeでいつも流れているアニメーションへの興味は減り始めているようで、それがヴィジュアル系バンドに移行しているのかも知れない。「最近のアニメコンベンションでは、ヴィジュアル系のアーティストと同じように着飾ってポーズを決める若者があふれています」（青田氏）
　まずはこの週末に発売されるチケットの売行きが楽しみなところだ。
（たさいちやこ）