新入社員は「お局様」に戦々恐々!?
季節は春になり、多くの学生が巣立っていった。そしてこれからは、入社シーズンだ。新たな生活が始まることへの期待や不安が入り混じりながら日々を過ごしている新社会人の方も多いのでは？ ORICON STYLEではそんな社会人の先輩というべき、20代、30代、40代を対象に「社会人になった当時、入社する前に不安だったこと」はどんなことか、アンケート調査を行った。
ダントツの1位は【人間関係】（40.0％）だった。初めての就職ということで仕事に対する不安が1位かと思いきや、意外にも【人間関係】がトップに。意見をみてみると、「これから何年も働くことになる会社だし、人間関係がよくないとやっていけないから」（千葉県／20代／女性）、「人間関係がよければ多少大変な仕事でも我慢できると思ったから」（東京都／30代／男性）など、人間関係が重要といった回答が多い。また、学生の時とは違って、幅広い年代の人と関わることも大きな不安材料といえそうだ。
さらに、女性に多かったのが「お局様がいっぱいいたらどうしようかと悩んだ」（神奈川県／20代／女性）というもの。ドラマなどでよく見かける“お局様”だけに、その恐いイメージが強くインプットされているのかもしれない。
そして2位が【仕事がちゃんとできるか】（23.2％）。「初めて職に就くということで仕事ができるか不安だった」（愛知県／20代／女性）という回答が多く、仕事への不安や、「長年、学生生活をしていたので、気持ちを切り替えられるか不安だった」（神奈川県／30代／男性）と、仕事に対する気持ちなどの不安があげられた。
3位は2位と同じく仕事に関係する【仕事を続けていけるか】（2.7％）。4位には【朝起きれるか】（2.4％）が入った。社会人たるもの、そう簡単に遅刻はできないということで、「朝起きるのが苦手だったため、毎日遅刻せずに行けるかどうか不安だった」（岡山県／20代／男性）という方や、「完全に昼夜逆転の生活をしていたので」（大阪府／30代／女性）など、学生時代の生活リズムを変えなければならないような人にとっては、大きな問題だったようだ。
学生とは全く違う生活になるため、生活の変化についての不安が多く寄せられたが、なかには「バブル時代だったのであまり不安はなかった」（千葉県／30代／男性）、「第二次オイルショックによる最悪の就職状況だったので、ちゃんとした会社なのかどうかが不安だった」（北海道／40代／男性）など、それぞれの時代背景を感じさせる回答も寄せられた。
（07年3月2日～3月6日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代、30代、40代の、登録属性で「会社員（事務系/技術系/その他）、公務員、経営者・役員、契約社員・派遣社員の方」、男女各150人、合計900人にインターネット調査したもの）
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