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有森裕子、五輪での知られざる秘話披露

 オリンピック強化選手の“目の健康”をサポートする『JOC/J&J アスリート ビジョンケア プログラム』の記者発表会が5日(木)に都内にて行われ、オリンピックメダリストの有森裕子、武田美保、塚原直也がアスリートの視点から目の健康について語った。

 本プログラムは、日本オリンピック委員会(JOC)と、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がオリンピック強化選手の目の健康維持を目的とし、さまざまな方面からサポートをしていくというもの。

 1992年のバルセロナオリンピックの女子マラソンで銀メダルを獲得した有森は「バルセロナの時に初めてコンタクトをしました。その時に片目のコンタクトを無くしちゃって、片目だけでそのまま走ったんです」と知られざるエピソードを披露。そして「最近はアスリートの環境が整ってきて、いい意味でそれに頼って結果を残してほしいですね」と現役オリンピック強化選手へメッセージを送った。

 また、アトランタ、シドニー、アテネの3つのオリンピックで、銀と銅を合わせて5つのメダルを獲得したシンクロナイズドスイミングの武田は「シンクロは相手との距離感が大事なスポーツなので視力は大切ですね。ジュニアの選手からこのプログラムを使ってほしい!」とコメント。

 そして、現役男子体操選手の塚原は「コンタクトをするようになって、器具との距離も分かるようになってすごくよくなりました。このプログラムをぜひ利用させて頂き、北京オリンピックでは(目の)みえた状態で臨みたいと思います」と力強く決意を語り、北京オリンピックでの金メダル獲得への期待も一層深まる会見となった。
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