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スーツや鞄などの購入資金や面接地までの往復の交通費に、当然日々の生活費……。転職活動には意外とお金がかかるもの。転職サイト『リクナビNEXT』では、「転職期間中、活動資金にはどれくらい必要か?」という調査を実施。在職中に転職したN・Fさん(24歳)とS・Tさん(27歳)、退職後に転職したM・Kさん(32歳)それぞれの実例を紹介しながら、転職に必要な資金について考察した。
まず、「転職活動経験者1000人アンケート」によると、「転職活動でいくら使った?」という質問の回答は、【1円〜20万円未満】が最も多く38.6%。【20〜40万円未満】18.3%とあわせて全体の50%強。この結果を見る限り、月給の1〜2ヶ月程度ということで、「そんなにお金はかからないんじゃないか?」と思ってしまうが、アンケートでは転職活動期間1〜3ヶ月という人が多かったため、この金額は1〜3ヶ月の支出であり、期間が長引けばそれだけ必要になる点を考慮しなければならない。
また、「在職中転職者」のかかった費用約37万円に対し、「退職後転職者」は約71万円と、約2倍の差があることにも注目だ。なかには200万円以上かかったという人も4.5%いるので、準備をしておくに越したことはないだろう。
では、実例を見ながら「在職中」、「退職後」の転職活動資金の必要金額を見てみよう。まず、在職中に転職したN・Fさん(24歳)のケース。「転職活動経験者1000人アンケート」でも、全体の約3割の人が【準備金ゼロ】と答えていたように、N・Fさんも「転職にお金がかかるという意識がなかった」そう。しかし、現実は、「転職活動を始めた時の貯金はわずか5万円。面接用のスーツを購入したら、写真を撮るお金もなくなり、夜間に別のアルバイトを始めました。しかし、そちらで稼げたのは月2〜3万で、月に2社受けるのが精一杯。結局、内定が出るまでに9ヶ月もかかってしまった」と語る。
逆に、M・Kさん(32歳)は退職後に転職活動を始めたが成功したケース。「転職は3回目。前回の経験から、2ヶ月分の生活費を含めた40万円を準備資金として用意。1ヶ月で10社に応募し、第1希望の会社に内定しました」と活動の資金と期間をキッチリ決めたことが勝因となった。
資金5万円、在職中に転職という、最初のN・Fさんと同じ条件下ながら、S・Tさん(27歳)も成功したケース。「資金として用意したのは5万円ですが、ボーナスをもらった直後に活動を開始。月給にして2ヶ月くらいの蓄えを用意しておきました。結局、在職中に1ヶ月で内定。時間の面では苦労しましたが、月々の収入がある間に決まったので、金銭的な心配はありませんでした」と語る。
資金的に余裕がなければ、精神的な余裕も持てない。在職中であれ、退職後であれ、活動前にしっかりとした計画することが肝心のようだ。
スーツや鞄などの購入資金や面接地までの往復の交通費に、当然日々の生活費……。転職活動には意外とお金がかかるもの。転職サイト『リクナビNEXT』では、「転職期間中、活動資金にはどれくらい必要か?」という調査を実施。在職中に転職したN・Fさん(24歳)とS・Tさん(27歳)、退職後に転職したM・Kさん(32歳)それぞれの実例を紹介しながら、転職に必要な資金について考察した。
まず、「転職活動経験者1000人アンケート」によると、「転職活動でいくら使った?」という質問の回答は、【1円〜20万円未満】が最も多く38.6%。【20〜40万円未満】18.3%とあわせて全体の50%強。この結果を見る限り、月給の1〜2ヶ月程度ということで、「そんなにお金はかからないんじゃないか?」と思ってしまうが、アンケートでは転職活動期間1〜3ヶ月という人が多かったため、この金額は1〜3ヶ月の支出であり、期間が長引けばそれだけ必要になる点を考慮しなければならない。
また、「在職中転職者」のかかった費用約37万円に対し、「退職後転職者」は約71万円と、約2倍の差があることにも注目だ。なかには200万円以上かかったという人も4.5%いるので、準備をしておくに越したことはないだろう。
では、実例を見ながら「在職中」、「退職後」の転職活動資金の必要金額を見てみよう。まず、在職中に転職したN・Fさん(24歳)のケース。「転職活動経験者1000人アンケート」でも、全体の約3割の人が【準備金ゼロ】と答えていたように、N・Fさんも「転職にお金がかかるという意識がなかった」そう。しかし、現実は、「転職活動を始めた時の貯金はわずか5万円。面接用のスーツを購入したら、写真を撮るお金もなくなり、夜間に別のアルバイトを始めました。しかし、そちらで稼げたのは月2〜3万で、月に2社受けるのが精一杯。結局、内定が出るまでに9ヶ月もかかってしまった」と語る。
逆に、M・Kさん(32歳)は退職後に転職活動を始めたが成功したケース。「転職は3回目。前回の経験から、2ヶ月分の生活費を含めた40万円を準備資金として用意。1ヶ月で10社に応募し、第1希望の会社に内定しました」と活動の資金と期間をキッチリ決めたことが勝因となった。
資金5万円、在職中に転職という、最初のN・Fさんと同じ条件下ながら、S・Tさん(27歳)も成功したケース。「資金として用意したのは5万円ですが、ボーナスをもらった直後に活動を開始。月給にして2ヶ月くらいの蓄えを用意しておきました。結局、在職中に1ヶ月で内定。時間の面では苦労しましたが、月々の収入がある間に決まったので、金銭的な心配はありませんでした」と語る。
資金的に余裕がなければ、精神的な余裕も持てない。在職中であれ、退職後であれ、活動前にしっかりとした計画することが肝心のようだ。
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2007/03/29