NHKの人気お笑い番組『爆笑オンエアバトル』の年間チャンピオン大会のファイナルが23日（金）深夜、同局でオンエアされ大阪・吉本興業所属の2人組、NON STYLE（ノンスタイル）がタカアンドトシら参加者175組の頂点に輝いた。

　近年ではアンジャッシュ、アンタッチャブルなどが優勝し“人気コンビ”へと成長している同大会。一昨年から優勝を重ねて、今や人気コンビとして注目を集めているタカアンドトシが99年の番組開始以来、史上初となる“3連覇”達成が有力視されていた。

　だが、厳しいお笑いブームのなかで見事、優勝を果たしたのは未だ大阪在住のお笑いコンビ、NON STYLE。ダウンタウン、ナインティナインなど人気コンビがNSC(吉本総合芸能学院)を卒業後にブレイクしてきたなか、彼らは地元・関西の駅前などで“路上漫才”による活動を展開。同時期には、同じく路上出身で人気デュオへと成長したコブクロらの姿もあったという。

　昨年までに『MBS新世代漫才アワード』など5つの賞レースを制覇。だが、東京キー局のネタ番組では、初めて1位に輝いたことになる。

　ボケ担当の石田明は、普段から緊張するタイプ。目の前の“現実”に「(優勝は)無理やと思った。実家のマンションで“優勝しました〜”と回覧板が出るそうなので、近所の方に飲みに連れまわされそう・・・」と笑顔。ツッコミ担当の井上裕介も「さんまさん、紳助さんら大先輩の番組に出演したい。でも、最終的には女子アナと結婚ですね！小林アナ(TBS)がタイプなんです！」と、早くも東京進出後の野望を披露していた。