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「蒼き狼」興行成績1位の大ヒットスタート

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 製作費30億円を投じ、4ヶ月もの長期ロケをモンゴルで敢行。角川春樹氏が製作総指揮を手がける超大作『蒼き狼』が、先週土曜日(3月3日)についに劇場公開され、その最初の週末の映画興行ランキングで堂々のトップに立ったことがわかった。

 3月3日〜4日の映画興行ランキング(興行通信社調べ)によると、新作5作品がトップ10入りした激動のランキングで、『蒼き狼』が見事トップにランクイン。先週のアカデミー賞の発表もあり好調な『ドリームガールズ』、ニコラス・ケイジがコミックキャラクターに初挑戦する『ゴーストライダー』などの話題作を抑えて、前評判通りの注目度の高さをみせつけた。

 12世紀末から13世紀にかけて、西はペルシャから東は中国に至るまでの帝国を築き上げたモンゴル建国の英雄チンギス・ハーンの生涯を描いたこの作品。モンゴルにて異例の長期ロケを敢行したほか、実写にこだわった2万7000人のエキストラを動員しての即位式などのスケールの大きさが話題を呼んでいる。

 さらに、邦画実写映画としては国内過去最多444スクリーンでの上映、ヨーロッパや中東など世界60ヶ国での配給が決定。予告編においては、東映配給の『大奥』やワーナー・ブラザース配給の『硫黄島からの手紙』で上映されるなど、これまでになかった映画会社の枠を超えた宣伝が展開された。
 このように本作は、映画の製作から流通、プロモーションまであらゆる面で話題に事欠かない。劇場封切り直前には、製作に関する権利侵害により関係者間で訴訟が起きていることが一部スポーツ紙で報じられるなどの“おまけ”もあったが、とにかく今、ちまたでもっとも話題に上り注目を集めている映画といっても過言ではないだろう。
 公開初日には、安倍晋三首相が夫人の昭恵さんとともに劇場で鑑賞したことも広くメディアで取り上げられた。

 こうした一連のプロモーションを取り仕切るのが、製作総指揮を手がける映画プロデューサーの角川春樹氏だ。昨年は『男たちの大和/YAMATO』で興行収入50億円を超える大ヒットをとばしていたばかりだが、映画にかける情熱や制作・宣伝プロデュースの手腕など、関係者からの信頼は厚い。
 今回のプロデュースに関しても、映画業界に良かれと思っての情熱から、「角川春樹が言うんじゃしょうがない」と映画関係者を動かし、これまでになかったような展開を実現させている。そんな氏が自身をもって世に送り出したこの『蒼き狼』には、『男たちの大和/YAMATO』凌ぐ国民的ヒットになることを期待する声も多い。


今回の作品が最高傑作と語る角川春樹氏



3月3日の公開初日に行われた舞台挨拶に立つ反町隆史と菊川怜
 実際に最初の週の興行ランキングでは、トップにランクインとさっそく好調なスタートを切った。この先、どのような話題が出てくるのか、興行成績をどこまで伸ばすのか、映画ファンや関係者の熱い視線を集めている。


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