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花粉の飛散本格化、2割の人は「我慢する」

■調査結果はこちら

 2月末〜3月にかけてはスギ花粉の飛散が本格化する時期。ORICON STYLEが実施したインターネット調査によると、花粉症の人の47.8%が「飛散する前の予防策」を「何もしない」と答え、症状が出てからの対処法では「我慢する」と答えた人が21.5%に上った。

 スギ花粉の飛散が始まり、ドラッグストアやスーパーマーケットでも花粉対策商品が目立つようになった。小田急百貨店(東京都新宿区)では8階健康プラザに初売りの1月2日から花粉対策グッズコーナーを開設。「最初は全然売れ出なかったが、飛散が始まりいきなり症状が出て、あわててマスクを買いにくるお客さんが増えた」と話す。花粉症対策には、症状が本格化する前からの『予防』が効果的といわれるのだが――。実際はどうなのか。そこでORICON STYLEでは10代から40代のモニター800人(男女各400人)に、「花粉症」についてのインターネット調査を実施。「花粉症」と答えた391人(全体の48.9%)に、「飛散前の予防策」を聞くと、「特に、何もしない」と答えた人は47.8%、「症状を抑える薬を服用する」と答えた人は41.4%で、ほぼ二分された。

 花粉が飛び始める2週間くらい前、つまり症状が出始める前から副作用の少ない経口のアレルギー治療薬を服用する予防法が普及しているようだ。花粉のシーズン中も継続して服用することで、症状を比較的軽くすることができる。

 一方、症状が出てからの対処法(複数回答)では、「マスクを使う」が45.5%と最多。「銀、光触媒、アモルファスアパタイト配合など、今まで以上に花粉の侵入を防ぐ高機能のタイプが売れています」(小田急百貨店)という。

 花粉が飛び始めたら、マスクやメガネを使用して鼻や目の粘膜に花粉が入らないようにし、症状によって市販薬や処方薬を使うのが一般的で、花粉症を治すことができる唯一の治療法とされる「減感作療法」は、まだまだ普及には至っていない。「減感作療法」とはアレルギーを引き起こす原因となっている物質(花粉)を、定期的に体内に入れることで、アレルギー反応の起きない体質を変えていく治療法だが、2年以上通院し注射を打たなければならないことや、実施している医療機関が少ないことが普及を妨げているようだ。

 また、「我慢する」と答えた人も21.5%に上った。今年の飛散量はほぼ全国的に例年より少なく予測され、暖冬の影響で花粉に早めに飛び始めたことから、終わるのも早くスギ花粉の飛散は3月下旬には下火になるとみられる。とはいえ、何らかの“我慢”を強いられる日々は、しばらく続きそうだ。
99.9%花粉の侵入をカットする高機能マスクが人気=小田急百貨店新宿店で



花粉症の季節のトラブル対処法
15歳以下が4割、花粉症デビューも低年齢化




(2007年2月1日〜5日の期間、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の15歳以上の10代、20代、30代、40代の男女、各100人、合計800人にインターネット調査したもの)
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