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桜餅は、関東風か関西風か

 3月3日のひな祭りを控え、生菓子として欠かせない“桜餅”シーズンが到来。最近の和ブームや食文化の見直しなどが追い風となり、こだわりの“桜餅”を期間限定で販売する店が増えている。

 銀座三越では2月20日から3月3日まで、『桜餅ストリート』と銘打ち、地下1階にある計12ショップで桜餅を販売し始めた。

 桜餅には関東風と関西風がある。小麦粉を原料とした生地を薄くのばして焼き、こしあんをくるむのが関東風。一方、もち米を一度蒸して乾燥させ、粗く砕いた粉を使うのが関西風。この粉を『道明寺(粉)』ということから、関東では桜餅と区別して「道明寺」と呼んでいるショップもある。

 近江八幡(滋賀県)に明治5年(1872年)創業の『たねや』の桜餅は、紅染めした白小豆を道明寺生地で包んだ“関西風”。小ぶりでかわいらしい形や1個189円の手ごろな値段も受け、昨年は3月1日〜3日の3日間で約8000個を売り上げた。

 関東風では、『鎌倉五郎本店』の「鎌倉ひとひら桜餅」(168円)が人気。小麦粉を原料とした生地にわらび粉を入れてふんわり柔らかく焼き、桜花の塩漬けを飾った。『銀座あけぼの』の桜餅(210円)も関東風で、2枚の桜の葉で包んだ四角い形(ふくさ包み)が独特だ。

 「季節のお菓子として食べられる時期が限られているため、楽しみにしてくださるお客様が年々増えています」と銀座三越広報の高田知子さん。少子化の折、ひな祭りは女の子のお祭りというより、今や大人の女性が楽しむイベントのひとつ。桜餅も“子供だまし”は通用しない。各店ともこだわりの桜餅にしのぎを削る。

 桜餅にみる東西の食文化の違い。関東風か、関西風か。さらには、こしあんか、つぶあんか、塩漬けの桜葉を一緒に食べるか、外すのか。桜餅でひと足先に春を楽しんでみては?


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