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　引越しシーズンを控えて、新しい部屋のインテリアを自分好みのものにしようと、胸をふくらませている人も多いことだろう。今、女性たちはどんなインテリアスタイルにこだわっているのだろうか。「不動産情報ポータルサイト HOME’S」が20代と30代の女性を対象にリサーチしたレポートによると、インテリアスタイルについての新潮流を垣間見ることができた。

　どちらの年代でも共通して1位、2位に入ったのが【シンプルモダン】（20代：40.5%、30代：38.2%）と【LOHAS−ナチュラルスタイル】（20代：29.1%、30代：28.9%）。環境問題に対する関心の高まりと共に、若い世代を中心として多くの人にシンプルライフが好まれていることがわかる。

　20代で3位に入っている【デザイナーズ系】（20代：26.0%、30代：13.8%）は、30代では10位と低くなっている。一方、30代で3位から6位までの【モダン和風】【北欧風】【バリ・アジアンリゾート風】【アンティーク】は、20代でもそれぞれ4位、5位、7位、6位につけており、共通した好みといえそうだ。【北欧風】は、傾向としては【シンプルモダン】に近いスタイルでもあり、昨年、スウェーデンのインテリアショップ『IKEA』が船橋市と横浜市にオープンしたことからも伺えるように、今、注目度も高まっているスタイルだ。

　【バリ・アジアンリゾート風】はどちらの年代でも【リゾート風】より人気が高い。若い女性の間で、旅行先としてバリ島やベトナム、タイが人気を呼んでいるが、その影響を受けていることも考えられそうだ。

　年代による特徴に目を向けてみると、20代で14位に入っている【お姫様風】は30代ではランクインしておらず、30代の11位に入っている【南欧風】は20代ではランクインしていない。【南欧風】はかつて一世を風靡したことがあり、その名残りが30代からの人気にあらわれているようだ。一方、重厚で大人っぽい雰囲気の【英国調】が20代で9位に入っているのに、30代ではかろうじて15位に入っているのが意外な印象を受ける。

　1人暮らしなのか、2人で暮らすのか、あるいは家族と同居なのかによって、好みをどの程度発揮できるか違ってくるが、インテリアスタイルは女性の好みが色濃く反映できる部分なので、あなたも自分の好みとセンスを発揮してみよう！

[調査対象]　　　　全国20代、30代のシングル、DINKSの女性
[調査手法]　　　　インターネット調査（HOME'S調べ） http://www.homes.co.jp/
[有効回答数]　　　600人 (20代296人、30代304人）