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　ビジネスマンとしての自分の成長や、結婚や子供などのプライベートのことなど、公私に考えることも多くなるであろう30代前半。そんな時期での転職って有利？　不利？　『リクナビNEXT』では、30代前半の転職希望者528人、30代前半での転職活動を経験した137人にアンケートを実施。転職経験者の43.4%が【30代前半での転職が成功したと思う】と、ほぼ2人に1人は転職が成功と答えるなど、30代前半の転職が決して不利ではないことが分かった。

　ではそもそもとして「転職を考えた理由」を転職希望者に聞いたところ、【自身の成長（18.9%）】【会社の将来性（18.8%）】【給与・待遇（18.6%）】と、今、勤めている会社への多少なりともの不満からと、そして自分の成長を期待しての転職を考えているようだが、とは言え「30代前半の転職は不利だと思う？」という問いに対しては、【不利だと思う】が57.5%に上るなど、転職をしたいんだけど、踏ん切りがつかない実情が浮かび上がった。

　ただ、30代前半での転職活動を経験した人の意見は心強く、「年収は上がった？」という問いに【上がった】が46.6%、「入社後にハンデを感じるか？」では【感じない】が75.4%、そして前述の「30代前半での転職が成功だったか？」では、【成功したと思う】に43.4%が人が答えている。

　ただし、「未経験職を目指すのは難しいか？」では、【かなり難しい（37.0%）】【やや難しい（29.3）】を合わせると66.3%に上るなど、やはり今までの経験が活かせ、即戦力として活躍できる転職戦略の方が望ましいようだ。そうは言っても、他業種に勤めていたからこその視点や発想もあるはず。未経験でもキャリアチェンジを考えた理由が明快だったら道が開けるか！？

　転職成功者からのコメントで、「上司は理解があり、年齢も性別も同じなので悩みや相談にのってくれる。新しい仕事で難しさを感じるときも、励ましてくれ、やる気を起こさせてくれるので入社当初に比べ格段に知識が身について毎日楽しく仕事をしています」（IT関連/女性/32歳）とあるとおり、「その会社に転職した理由」で一番だったのが【仕事内容（36.5%）】という結果でもあったが、頑張れる仕事に就くのが、結局はキャリアアップや給与アップにつながるようだ。