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ひな人形、コンパクトな親王飾りセットが人気

 節分を過ぎたら、ひな人形の出番。2月の第1週、第2週の週末は、各地の百貨店や人形専門店でひな人形の商戦のピークを迎える。近年は、住宅事情を反映してコンパクトサイズが人気だが、見栄えの豪華な三段飾りや五段飾り、著名作家の作品など、比較的高価な本物志向を求める傾向も強まっている。

 東京・京王百貨店新宿店の特設コーナーの4分の3を占めるのは、お雛様とお内裏様だけの「親王飾り」セット。飾り台を兼ねた木箱に道具類などすべて収納できるタイプも人気がある。マンション住民が多い都心部では、昔ながらの壇飾りはめったに売れないらしい。

 間口75センチ〜80センチ程度のコンパクトサイズでも、お雛様の衣装の材質や仕立て、飾り台などによって価格はさまざま。同店で売れ筋の平均価格は15万円〜20万円。ちなみに、今年いち早く売り切れたのは『久月』光園作の親王飾りで15万7500円。正絹ゴブラン織りの豪華な衣装のお雛様と流水屏風(金屏風が一般的)を組み合わせた個性的な商品だった。販売員によると「10万円〜12万円の商品より先に15万円台が完売するのは珍しい。多少予算をオーバーしても、作家や材質、意匠にこだわったものが売れる傾向にある」と話す。

 千葉・そごう千葉店でも売れ筋は「コンパクトな親王飾り。親王と三人官女の三段飾りも人気がある。きらびやかなタイプより、オーソドックスなタイプが選ばれている」という。同店では五段・七段飾りが昨年以上のペースで売れており、景気回復の影響をうかがわせる。

 予算の次に購入の決め手になるのは、人形の“顔”。初節句を迎える女児の父母、とくに母親の好みが決定権を握る。古典的な瓜実顔より、小顔で目も大きめのお雛様が好まれ、ふくよかな面立ちが特徴の木目込人形も人気だ。

 2006年生まれの赤ちゃんは108万6000人(厚生労働省、人口動態の年間推計)。2000年以来6年ぶりに増加に転じ、今年は赤ちゃんの健やかな成長と災厄よけを願って、初節句を祝う家庭が増えるのだろう。

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