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気になるみんなのエコ意識 マイバック利用者は?

 スーパーやコンビニなどで買い物をする際に渡される「レジ袋」。軽くて丈夫なため長年に渡って重宝されていたが、最近ではゴミ削減や地球温暖化へ防止といった環境保護にとって“よからぬもの”という意識がかなり高まっている。
 そこで最近注目を浴びているのが“マイバック”。スーパーやコンビニに行く際に自分でバックを持参し、レジ袋を断る光景はもはや珍しくない。
 しかし実際のところ、マイバックは一体どれくらい浸透しているのだろうか?
 ORICON STYLEでは20代社会人、30代、40代の女性を対象に「買い物の際にマイバックを使用しているか?」というリサーチをおこなった。

 結果は「使っている」が27.3%、「ときどき使っている」が38.0%、「使っていない」が34.7%。「使っている」と「ときどき使っている」をあわせると6割以上になり、あらためてマイバックの普及率の高さを実感。回答者のコメントでも「自分がよく使うスーパーではレジに並んでいる半分くらいの人達がマイバッグを持っています」(30代女性/沖縄県)「コンビニで働いてるんですけど、マイバッグを持ってくる人がいる」(高校生男性/静岡)というように、マイバックを持つことはもはや特別なことではなくなっている。

 そういった意識の変化は消費者だけではなく、店側も同様。「スーパーやコンビニで少数の商品を買うときは、必ず袋にお入れしましょうか? と確認される」(中・高校生女性/広島県)「スーパーで袋が5円になった」(中・高校生男性/千葉県)「スーパーでビニール袋が別売りだった」(中・高校生女性/神奈川県)というコメントでも分かるように、店側もこれまでのようにレジ袋を渡すのが当たり前という意識が変化しつつあるといえるのだろうか。

 「レジ袋が5円」といえば、2002年から「レジ袋増税」の導入を進めてきた東京都杉並区が話題になっている。というのは昨年10月、ついに区内のスーパーマーケット「サミット」において全国初のレジ袋削減のための地域自主協定を締結。試験的にレジ袋を1枚5円で販売し、その収益を地域の環境教育等へ還元するというのだ。この試みが成功すれば、この流れはもっと全国に広がるかもしれない。
 とはいえこの「レジ袋増税」には「新たに消費者や中小業者に負担増を強いることは許されない」として反対する声もなくはない。マイバックを持たずに買い物をして5円を支払うことが嫌な人や、5円徴収しなくてはいけないことで客離れを心配する店側の気持ちなどを考えると、やはり“法律で強要する”ということは、なかなか難しい問題ではある。

 一番の理想は決まりごとがなくても全員がマイバックを必ず持参して買い物をすることだろう。そうすれば5円も必要がなく、店側も客離れを心配することはない。しかし何事も急にそんなうまくはいかないだろう。実際今回のリサーチでもマイバックを使っていない人は34.7%いるのだから。
 それでも1人1人がちょっと意識を変えて「マイバッグを持ってみるか」と思えば、日本の、いや地球の何かが変わる可能性もある。そう信じて地道にやっていくしかない。

(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の20代、30代、40代の男女、各100人、合計600人にインターネット調査したもの)



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