特集『恋愛に勝る美容法なし！バレンタイン2007』

　バレンタインデーを14日に控え、デパートや大型スーパーなどの特設売り場はチョコを選ぶ女性たちで大賑わいだ。1粒200円〜500円もする高級チョコレートを次々に買っていく。贈り相手を聞くと「自分」や「女友達」が多数。バレンタインデーを「チョコのお祭り」として楽しむ女性が増えているようだ。

　東京・日本橋高島屋では今日、2月1日から特設コーナーを作り、『アムール・ド・ショコラ』と題したフェアを開催する。海外の老舗ブランドや人気チョコレート職人の商品など世界各国から約70ブランドを集めた。その中でも、今年の目玉のひとつとしているのが、人気ブランドのチョコレートの詰め合わせ。6人の職人がカカオの産地にまでこだわって作ったチョコを1粒ずつ詰めた商品を用意した。
　ここ数年の高級チョコレートブームやカカオの健康・癒し効果が話題になっている影響で、「いろいろなブランドのチョコレートを食べてみたい。原材料のカカオの産地がどこで何％入っているかといったことまで、食べ比べる楽しみ方が流行っている」と同店広報部。

　東京・東急百貨店東横店でも、今日からバレンタインフェアが始まり、3人のチョコレート職人がプロデュースしたチョコレートを詰め合わせた商品を2種類販売する。職人の個性を楽しみながら、カカオの含有率が40〜90％のものを食べ比べることができる。同店の話では、「女性が男性に贈るチョコレートという意味合いが薄れ、『女性のためのチョコレートのお祭り』に変化してきている」という。

　オリコンが今年1月、10代〜40代の女性500人を対象に実施したアンケートでは、79.8％が本命に贈るチョコレートの予算を計上しており、「自分で味見してから、おいしかったチョコを本命に贈る」という声もあった。男性がすっかり蚊帳の外に置かれているわけではないものの、「女性のためのお祭り」はますますヒートアップしそうだ。


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