「TSUBAKI」のCM曲「Dear WOMAN」が、1月度CMタイアップ曲好感度ランキング（F1F2総合）で再び首位に返り咲いた。季節ごとに映像を変え、大量にオンエアされているCMではあるが、昨春のスタートから3クールが経過したにもかかわらず高い人気を保っているところに、“紅白”でも高視聴率をたたき出したSMAPに向けられた支持の厚さの一端を見る思いがする。

　しかし、長期にわたってオンエアされていながら視聴者の高い人気を保っている曲の例はこれに留まらない。2004年秋から2年以上にわたって「キユーピーあえるパスタソースたらこ」のCMで使われている「たらこ・たらこ・たらこ」は、昨年の大ブレイクの余波が今も続いている。最新バージョンは「宇宙船」篇。たらこは今年も元気そうである。

　1年を通してひとつのテーマ曲でアピールを続ける「ポカリスエット」も、その効果的露出で年間通して曲の鮮度が落ちないCMだ。06年度の映像を彩ってきたポルノグラフィティの「ハネウマライダー」もいよいよ最終クール。そのポテンシャルの高さは相変わらずだ。

　現シリーズでは楽曲が変わってしまったが、キャメロン・ディアス、ブラッド・ピットの“豪華な”映像の後ろでインパクトを放っていたのが「ウォーク・ディス・ウェイ」。高校生対象の調査でも人気の高かったこの作品、発売から30年を経過してなお、その影響力は衰えるところを知らないようだ。

　同じく懐かしい洋楽ながら、現在活躍中のアーティストによるカバーというスタイルを採ったのが「au Customer's Satisfaction」キャンペーンのテーマ曲「SATISFACTION」。言わずとしれたローリング・ストーンズの大ヒットナンバー。エアロスミスの例を見るかぎりでは、こちらもF1F2層ともに支持されそうなのだが、意外にもF2からの支持が中心。むしろ、上の年齢層にBENNIE Kの名を知れ渡らせる上で格好のタイアップとなっているようだ。
　今回、初登場となったChara「FANTASY」の動向にも今後注目していきたい。

■1月度CMタイアップ曲好感度ランキング（F1F2総合）

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（2006年12月21日〜12月25日、1都6県在住のF1（20〜34才）、F2（35〜49才）各300人、計600人にインターネット調査したもの）