ニューアルバム『5年モノ』が大ヒット中の福山雅治、本作をひっさげての全国アリーナツアー“PEPSI.NEX Presents FUKUYAMA MASAHARU WE‘RE BROS. TOUR 2007 「十七年モノ」“が、遂に1月18日のさいたまスーパーアリーナ公演を皮切りにスタートした。

　福山がこの会場でライブをやるのは実は初めてで、初日から1万7千人ものファンが会場を埋め尽くした。約2年振りのツアーということで、会場内は開演前から冬の寒さも感じさせないほどファンの興奮と熱気でヒートアップ、本人が登場するやいなや「マシャー！！」大歓声の嵐！！　「どうもありがとう！“十七年モノ”、ゆっくり楽しんでいってください」のMCのもと、ニューアルバム中心に新旧織り交ぜての選曲で、バラードではしっとり聴かせ、アップテンポのナンバーでは激しいアクションでファンを煽る。ギタープレイが冴える「IN MY HEART」、前回のツアーからアレンジも一新した「FREEDOM」、ニューアルバム『5年モノ』収録の｢THE EDGE OF CHAOS〜愛の一撃〜」など聴きどころも満載だ。

　ラジオでお馴染みの、お茶目なMCに笑ったと思ったら、いきなりドップリと楽曲の世界に連れていかれるのも、まさに彼のライブの醍醐味ではないだろうか。
　スクリーンに写る表情もツアースタートとは思えぬ余裕を感じさせるもので、改めてミュージシャン福山のたくましさと気合を目の当たりにしたライブとなった。

　また、4月公開の映画『東京タワー』主題歌となる新曲「東京にもあったんだ」もこのツアーで初披露。彼自身上京して今年で20年目という背景から産み出された曲で、「このツアーのテーマソングともいえるんじゃないでしょうか」とのMCもあった、心に染みる暖かい歌詞とメロディーのバラードだった。

　「今日はみんなから元気と力と勇気をもらいました！これから行ってきます！！」と力強い宣言があり、大盛況の中ライブは終了した。

　この後、4月15日（日）まで全国10箇所24公演を廻る。

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