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　日本中が“だまされた！”と捏造問題が発覚した、フジテレビ系情報番組『あるある大事典II』の納豆ダイエット。健康ブームのさなか、番組で紹介された食品に消費者が殺到する例は数あれど、今回は反響が大きすぎた。
　全国の店頭で納豆の品切れが続出し、品薄や品切れに関するおわび広告を出すメーカーも複数あったほど、消費者を納豆に走らせたのは、とにもかくにも「食べて痩せる」という点。
　ORICON STYLEが実施した「ダイエットに関する意識調査」でも、女性81.3％、男性61.8％が「現在、痩せたいと思っている」という結果が出た。１月5日〜9日に、自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の10代から40代の男女800人から回答を得た（年代別のデータはこちら）。
　痩せたいと思っている人に、「とくに痩せたい部位」を問うと、女性は太もも（80.0％）、お腹（65.2％）、お尻（58.8％）、二の腕（56.6％）、ふくらはぎ（50.5％）が50％超え。女性の体型への悩みはキリがないようだ。
　一方、男性はお腹全体（88.7％）、わき腹（44.9）、下腹（40.5％）の順でお腹に集中。内臓脂肪が蓄積すると生活習慣病になる可能性が高まる状態の「メタボリック症候群」を気にしている男性が多いことがうかがえる。「メタボリック症候群」は昨年、流行語にもなったほど一般に浸透し、健康のために痩せたいと思う人を確実に増やしたと見られる。ちなみに、痩せたい部位で4番目に多かったのは顔（38.9％）だった。
　「実際にダイエットをしたことがあるか」の問いでは、女性60.0％、男性36.3％が「経験あり」と答えた。ダイエットの成果についての自由回答では「ダイエットをやめたとたん、元の体重になった」「元の体重より太ってしまった」という“失敗談”が多数寄せられ、適切な体重を維持したり、理想の体型を手に入れることの難しさを実感している人も多いと考えられる。それだけに、「食べてやせる」と聞けば、試してみたくなるのが“人情”。ましてや、今回のような身近な食品となればなおさらだ。
　「楽して痩せたい」とは、誰もが願うことだが・・・。巷にあふれる情報に振り回されない“賢さ”が、ダイエットには必要なのかもしれない。


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（2007年1月5日〜1月9日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の10代、20代、30代、40代の男女各100人、計800人にインターネット調査したもの）