TV、新聞、雑誌という巨大メディア上で、画面や紙面・誌面をにぎわす著名人たち。そのメディア露出度から“今”を読み解くことができる『メディア登場数ランキング』。
新年早々、メディアでの露出が目立ったのは米メジャーリーグへの挑戦組。NYヤンキースと約23億8000万円で契約し、トレードマークだった長髪をバッサリ切って入団会見に現れた井川慶投手はテレビで1位(2時間8分25秒)、新聞で5位(3840行)。一方、自主トレのため渡米した、レッドソックスの松坂大輔投手も新聞で2位(4760行)、テレビで4位(1時間42分30秒)と後を追った。
しかし、その松坂投手を抑えて新聞の1位(6604行)を獲得したのは、オリックスとの契約交渉が決裂し、退団が決まった中村紀洋選手。かつてメジャーリーグ移籍時に、初打席で安打を記録し、華々しいデビューを飾ったものの、日本球界への復帰を余儀なくされた。メジャー数球団が関心を示しているとの報道もあり、今度の動向が注目されている。
他にも、巨人から横浜ベイスターズの移籍が決まった工藤公康投手がテレビ3位(1時間48分15秒)、新聞4位(3966行)に登場。サッカー界でも、あのベッカム選手が衝撃的な移籍金とともに露出が増え、新聞3位(4572行)、テレビ8位(1時間8分20秒)にランクインした。スペイン1部リーグのレアル・マドリードから、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍金は、なんと契約期間5年間で約300億円にものぼった。
新聞・雑誌のトップ20位中、半数以上をスポーツ選手が占めるなか、雑誌ではデザイナーの森英絵の孫娘で、モデルの森泉が4位(5面)。同じく、4位(5面)には"バズーカップ"の異名をとる、フリーアナウンサーの別府彩が4位(いずれも5面)。そして、スキャンダル報道でキャスターを降板後、心機一転バラエティー色を全面に打ち出し、昨年末に2ヶ月ぶり復帰を果たした山本モナが8位(4.7面)。大みそかの紅白歌合戦で自慢の谷間を披露した、ほしのあきが11位(3.25面)と、揺れる美女の登場が相次いだ。
さらに、昨年12月に発売した5枚目のシングルが初動出荷45万枚という、演歌での新記録を達成した、ジャニーズの人気グループ「関ジャニ∞」が3位(9面)、「曲名」でレコード大賞初受賞の氷川きよしが6位(5面)と、イケメン演歌歌手の活躍も注目を集めた。
移籍、新記録と揺れに揺れた新年初のランキング。2007年も激動の1年になりそうだ。
◆ライフスタイルランキング一覧
(1/19付:調査期間 1/8〜1/14)
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2007/01/19