年末年始のテレビ番組、イベントなどのエンタメシーンの喧騒も一段落。静けさのなかでのんびりと年の始めを過ごしている人も多いことでしょう。しかしながら、静かな正月もいいけど、そろそろみんなで騒ぎたいという声も聞こえてきそうなころ。そんなとき、やっぱり大勢で盛り上がれるのはカラオケ。年末の音楽番組で聴いたあの曲を歌いたくなってくる…。ORICON STYLEでは、2006年にカラオケで最も熱唱したな、って思う曲をアンケート調査。中・高校生から40代までのみなさんが答えてくれました。

　熱唱。熱く歌う。この質問の時点である程度、曲のタイプが絞られてしまう気もしますが、さて結果はどうだったかというと……。
　ロングセラーにして早くも冬の定番となった感のあるレミオロメンの「粉雪」が男女とも堂々の1位。サビのフレーズなどはまさに熱唱、絶唱にぴったりのナンバーです。ただかなり難易度高いです。血管浮かせまくりでこの冬も歌い上げてもらいたいものです。
　「サビが必死なので」（大阪府/20代社会人/男性）、「好きだが歌うのは大変だった」（大阪府/専・大学生/男性）、「歌った後に「熱唱した！」という気持ちになるから」（福島県/40代/男性）。歌い終わって、大仕事を成し遂げた気分になれる曲なんてそうはありません。

　総合2位はコブクロの「桜」。デュオの楽曲なので、当然パートナーが必要。なのでその際の人選は非常に重要。ほどほどに熱唱系で上手い人でないと、ハーモニーはうまくいかないわ、自分以上に相方がひとりで盛り上がっているわじゃ、気持ち良く歌えるわけがないし、それ以上に聴いている側が迷惑。その意味では「粉雪」以上にハードルの高い選曲かも。
　「決して歌いやすい曲ではないけれども、感情移入しやすくダイナミクスが付けやすい曲」（富山県/20代社会人/男性）、「友達にリクエストされたから」（神奈川県/専・大学生/男性）。リクエストされるまでいければたいしたものです。

　総合3位は長瀬智也の熱唱が印象深いTOKIOの「宙船」。比較的歌いやすいジャニーズ・ポップスの中にあって、チャレンジ度は高い作品かも。何と言っても曲を作ったのがあの中島みゆき。難しいわけです。
　「歌うのにかなりエネルギーが必要で、歌い終わった後よく腹筋が痛くなったから」（東京都/中・高校生/女性）、「コブシがきいている楽曲だから」（東京都/20代社会人/男性）。確かに中島みゆき流の“コブシ”は効いております。

　女性の1位（「粉雪」と同率）で、総合で4位にランクされたのは絢香の「三日月」。デビュー時からその抜群の歌唱力が評価されてきた彼女のバラード・ナンバーということもあってレベルは高い。高すぎるかもしれません。でもこの曲を熱唱したいという女心もなんとなく理解できます。いい曲だし。
　「歌詞が切なくて素敵だから」（東京都/中・高校生/女性）、「とても心に響いた曲だったので」（千葉県/40代/女性）、「難しいから頑張った」（東京都/40代/男性）。男性でも頑張ればなんとかなるみたい……です。

　アーティスト別だったらもっと上位にランクされると思われるMr.Childrenは最新ナンバーの「しるし」が5位に入りました。定番だけに誰もが歌う。よって誰よりも上手く、あるいは目立つように歌わなければなりません。ですから、当然新曲も奪い合いになることでしょう。ひとりめちゃめちゃ上手い人がいたら、急に誰もミスチル歌わなくなったりして……。
　「近年まれに見る名曲と思うし、熱唱系だから」（千葉県/40代/男性）、「よくカラオケにいっぱい行って練習した」（東京都/専・大学生/男性）。そう、ひたすら練習あるのみ、です。

　少数派ではキグルミの「たらこ・たらこ・たらこ」（千葉県/40代/男性）という回答も。“熱唱”したんですか……。


■日本のベストドクター決定！

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（2006年12月7日〜12月11日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、中高校生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1000人にインターネット調査したもの）
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