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もう、買った?手帳は自分を写す鏡、ブーム過熱

 年末年始の準備のひとつ、手帳の買い換え。ここ数年、「手帳を使いこなして夢を実現する」といった類の指南本がヒットして、手帳ブームが続いている。

 「もっと時間を有効に使いと思っている人が増え、手帳に求めるものも多様化している」と話すのは、銀座・伊東屋(東京都中央区)の市原美子さん。同店で扱う綴じ手帳(1年間で使い切りのもの)は約2500種。新しい年の1月から翌年3月まで15ヶ月分使えるもの、夢や目標を書き込める欄を設けたもの、路線図や季節のあいさつ文例集などが付いているもの、A4サイズの大判もあれば、薄くて軽いタイプもある。「なかでも今年の売れ筋は一目で一日の予定を把握できるバーチカルタイプ」と市原さん。

 バーチカルタイプとは見開きを1週間で縦割りにし、上から下へと時間割りしてあるものだ(写真)。フランスの手帳メーカー、クオバディス社の手帳が歴史も古く有名だが、以前から日本のメーカーでも同様の手帳がなかったわけではない。伊東屋でも97年からオリジナル手帳にバーチカルタイプを採用していたが、「ここにきてにわかに脚光を浴びた」という。
銀座・伊東屋では時間管理の達人になる!をテーマにバーチカルタイプの手帳を集めたコーナーを設けた

 ロフトでも人気は同じ。「フォーマットはバーチカルタイプ。サイズ的にはB6判という大判が売れている。女性が仕事に本格的に使う“使い勝手の良さ”を求めているのでは?また、単なるスケジュール管理を超えた“付加価値”があるものも売れ筋となっています」とプレスルームの森山いずみさん。

 同社のカジュアル手帳のなかでは、糸井重里氏が生みの親の『ほぼ日手帳』(3500円〜)が人気で、ロフト全体で3年連続売り上げ1位となる見込みだという。「こちらは1日1ページという日記的な使い方ができ、個々のライフスタイルに合わせて自由に記入できる点が人気の理由」という。

 手帳の買い換えのタイミングは年末年始のこの時期がピークではあるが、ロフトでは05年から年間を通じて手帳コーナーを設けている。「転職など暦とは違うタイミングで転機を迎える方が多くなってきた昨今、“今すぐ使える新しい手帳が欲しい”というニーズが高まり、年度版(4月始まり)や9月始まり、7月始まりといった商品が充実してきたことがきっかけとなりました」(森山さん)。同社の手帳の売り上げはここ5〜6年、2桁伸長をキープしているという。

 日々の予定も、過去の思い出も、将来の夢も、手帳は何でも知っている。まさに手帳は自分を写す鏡。新しい手帳を買い換えにあたって、改めて自分の夢やライフスタイル、行動パターンなどを見直してみるのもいいのでは?

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