2006年も残り少なくなってきたが、この時期になると様々な方面で「来年はこれが流行る！」というテーマが展開される。ここでは、株式投資で注目の銘柄などを紹介していこう。

　業界の中で話題になっているのは「エンタメ・ゲーム関連銘柄」だ。その中でも次世代ゲーム機「wii」を発売したばかりの任天堂（7974）の注目度が高い。この「wii」だが、ユニークなコントローラーが登場するCMでご存じの方も多いだろう。幅広い年齢層を対象とし、ソフトのラインアップも話題作が予定されていることから、かなりの売上高につながるとの見方が多い。

　また、12月には同社の「ニンテンドーDS」向けに人気ゲーム「ドラゴンクエスト」が発売されると発表され、それを受けて、任天堂の株価が大きく上昇する、といった場面もあった。「wii」と「ニンテンドーDS」の出荷はまだまだ伸びると見られ、株価もこの1年右肩上がりで上昇している。来年も勢いが続くと思われ、要注目銘柄のひとつだ。

　関連銘柄としては、メガチップス（6875）が有望だ。この会社は半導体メーカーで、全体の７?８割が任天堂向けということから、「wii」の販売好調さの恩恵を受け、業績的にも上昇が期待できる。

　一方、「プレイステーション3」を11月に発売したソニー（6758）だが、初期販売台数が制限されたことなど、不安材料が取り上げられるのが目立つ。だが、これから順調に供給されるのならば、見通しは逆に明るい、と考えられる。悪いニュースで株価が下がったときが逆に買い時、というわけだ。

　ソフトメーカーだと、スクウェア・エニックス（9684）に注目したい。「ドラゴンクエスト」シリーズを「wii」と「ニンテンドーDS」向けに、「ファイナルファンタジー」の最新作を「プレイステーション3」向けに発売することが決定しており、ゲーム機との相乗効果で売上に期待できるからだ。

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